夏に紫外線を浴びてダメージを受けた肌は、やがてシミをつくり、そのまま放置しているとそのシミはますます濃くなっていってしまうもの。シミは、それができたばかりの早い段階でケアをしておくことが肝心と言われている。
シミ対策として考えられるケアの方法は、化粧品や薬に頼るだけではない。たとえば、食生活で工夫をするのも手。トマト(リコピン)や大豆(イソフラボン)、緑黄色野菜(βカロテン)といった老化のスピードを遅らせる抗酸化力の高い食べものや、鶏や豚のレバー(ビタミンA)や柑橘類(ビタミンC)、ナッツ類(ビタミンE)などの新陳代謝をうながしやすい食べものなど、毎日、口に運ぶものでシミをケアするように心がけたいもの。
ほかにも、シミ対策に効果が期待できる食べものとして、毎日でも続けて食べることができるものがある。それは「味噌汁」。
味噌には、メラニンの合成を抑制する働きがあるとされる「遊離リノール酸」が含まれている。メラニンはシミをつくる犯人といわれる物質なので、シミができにくくなる。あたたかい味噌汁を飲むことにより、身体を内側からあたためることができれば、新陳代謝促進にもつながるだろう。味噌汁の具材をホウレンソウやカボチャなどの緑黄色野菜にすれば、抗酸化力を高める相乗効果も期待できる。
秋の美肌対策は、毎日、一杯の味噌汁を飲むことからはじめてみよう!