
夏の強い紫外線は、肌だけでなく髪にもダメージを与えていると言われている。秋は、そんな夏のダメージで傷んだ髪をケアするのにふさわしい時期。肌と同じように、傷ついてしまった髪に潤いとツヤを取り戻すためには、外側からのケアだけでなく、内側からのアプローチも大切になる。
昔から、「ワカメを食べると髪に良い」と言われてきたが、これにはちゃんと理由があったのだ。
というのも、髪の主成分は肌と同じ「タンパク質」。つまり、美しい髪をつくるためには、美肌づくりと同じで、毎日の食生活で良質なタンパク質をとることが基本になるのだ。
髪にはヨウ素、ミネラル、亜鉛などが多く含まれていて、上手な食べ合わせをすることで効率よく髪の栄養をとることができる。
まずは、魚や肉、大豆など、質のいいタンパク質を豊富に含む食べものをきちんと食べること。さらに、アミノ酸に分解されたタンパク質が体内で再合成されて美しい髪になるためには、「亜鉛」や「鉄」なども必要になる。
亜鉛や鉄を豊富に含む食べものとしては、レバーやひじき、ホウレンソウなどが挙げられる。これらの食材を使ったメニューを食事にとりいれるのも、秋の美髪ケアにはおすすめだ。
そのほかにも、タンパク質や亜鉛、鉄の吸収力を高めるビタミンCも欠かせない。柿やリンゴ、ブドウといったビタミンCを含むフルーツが旬を迎える秋。美味しくてバランスのいい食事で美髪ケアをしよう!