日本の食卓におなじみ、マヨネーズ。マヨネーズよりちょっぴり手の込んだソースがあることをご存知でしょうか?
その名も「ベアルネーズソース」。
スペインとの国境近く、フランスの南西部・ベアルン地方より伝わった伝統的なソース。卵黄、油、ビネガー、塩胡椒で作る「マヨネーズ」にエシャロットやタラゴンが加わった温製版ソースといえばイメージしやすいでしょうか。
牛ヒレステーキのソースとされるのが一般的ですが、魚介類のソースとしてもマッチし、フランスではスーパーマーケットでも売られていて、とても親しまれているソースです。
フランス料理には欠かせないタラゴンというハーブは、「食通のハーブ」ともいわれ、みじん切りにしたタラゴンが独特の風味と上品な香りを醸し出し、エシャロットのスッキリとした酸味が加わり、マヨネーズよりワンランクアップしたソースに位置づけられています。
生野菜につけたり、バゲットなどのパンにつけて食べても、酸味のバランスがよく病み付きになること間違いなしの絶品ソース!
フランスの家庭では、マヨネーズを手作りすることも多いそう。ベアルネーズに関しては、手づくりはむずかしい印象があるそうですが、今回、編集部で挑戦してみました!思っていたよりも簡単でしたが、使用するバターの量に驚愕! ダイエット中の方にはおすすめできませんが、特別な日に手作りしてみる価値はあります。
【材料】
・エシャロット:1/2個
・タラゴン(エストラゴン):適量
・白ワインビネガー:50ml
・白ワイン:50ml
・卵黄:3個分
・水:30ml
・澄ましバター:250g
・塩胡椒:適量
【作り方】
1./ 白ワインビネガー、白ワイン、みじん切りにしたエシャロット、胡椒を鍋に入れ、中火にかけ4分の1ほどの分量になるまで煮詰めていく。
2./鍋やレンジでバターを溶かす(澄ましバターとは、溶かしたバターの上澄み液の部分のこと)。
3./ボウルに卵黄を入れ、1と水を加えて湯煎にかけ、もったりするまで泡立て器でかき混ぜる。
4./湯煎から外し、澄ましバターを少量ずつ加えながら更に混ぜ、乳化させる。
5./ソースがトロッとしてきたら、みじん切りにしたタラゴンを加え、塩胡椒で味を整えたら出来上がり。