「房切り大根」とは、熊本県阿蘇地方で作られている切り干し大根のことです。切り方が独特で、うまく切れると1本の大根がつながった長い首飾りのようになります。寒い乾燥したこの時期に作ると、甘味が増したおいしい房切り大根になるので、ぜひ挑戦してみてください。
「房切り大根」の作り方
切り方は独特ですが、難しくありません。房が長くなるので、ひものように干すことができ、すぐ乾き場所も取りません。ただし、切りたては大根が新鮮でちぎれやすいので、少しザルなどで干してしなびさせてからひものように干してください。
【材料】
・大根:1本
・菜箸:2組
用意するものはこれだけ
【作り方】
1./菜箸2本を交互に組み合わせ、大根をはさむように置く。
菜箸を組んで大根をはさむように
2./大根に垂直に、3mm程度の厚さで菜箸にあたるまで包丁で切り込みを入れる。
菜箸にあたるまで切り込む
3./切り込みを終わったら、切り込みの入った側を真下にする。今度は斜めに3mm程度の厚さで同じように切り込みを入れる。切り終わった大根を伸ばしてみると、蛇腹のようにするすると伸びる。
裏返して斜めに切り込む
不思議! するすると伸びる
4./切りたては水分が多くバリバリしていてちぎれやすいので、平ザルなどで1日ほど干してしなびさせる。その後、物干しなどにひものように掛けて乾燥させて出来上がり。
ひものように引っ掛けて竿に干す
◆房切り大根の酢漬け
房切り大根を適当な長さにちぎり、醤油と酢を1:3の割合でまぜた容器に入れる。お好みで鷹の爪、柚子を絞って入れ、1日置く。
甘味が増してパリパリ食感の房切り大根には箸が止まりません!食物繊維もたっぷりで腸の調子を整えるのには絶好です。
大根の甘味と酸味、食感が絶妙!
(文責・編集部)
文庫版サイズ(厚さ1.2×横10.5×縦14.8cm)
304頁
定価:本体1,800円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-43-7
◎入手方法
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