今年の梅干しが出来上がる季節になってきました。梅干しで簡単にできる夏の万能調味料「梅びしお」を作りませんか。ペースト状なので、手軽に使えて肉、魚、野菜料理、何にでも相性は抜群。夏バテで食欲がない時などにいただいて、酷暑を乗り切りましょう。
「梅びしお」の作り方
梅干しは塩抜きをしてから使いますが、使う梅干しの塩分によって水に浸ける時間が変わるので、食べてみて塩気が残る程度に塩抜きをしてください。また、鍋は土鍋かホーロー製を使用してください。アルミ製だと鍋が傷みます。
【材料】
・梅干し:500g
・砂糖:種を抜いた梅肉の重さの30%
・醤油:大さじ1
・みりん:大さじ1
【作り方】
1./梅干しは5~8時間程度水につけ塩抜きをする。途中で味を見て、わずかに塩気を感じる程度まで塩抜きをしたら、よく水気を切り、種を取る。なめらかな食感が欲しい場合は、ここで裏ごしする。
種を取り、裏ごしし、重さを計る
2./1の重さを計り、その重さの30%の砂糖を用意する。
3./鍋に梅肉を入れ弱火でかき混ぜて煮ながら、砂糖を2回に分けて加える。焦げやすいので、ゴムべらなどで鍋底からかき回す。粘度が増してくると、ポツポツと泡がはじけるのでやけどに注意。
4./20分程度煮てペースト状になったら、醤油、みりんを加えて1分程度煮て出来上がり。
煮上がりはツヤツヤ!
【「梅びしお」アレンジレシピ】
●ささみのシソ巻き揚げ
ビールのお供に、弁当のおかずにぴったりの一口サイズに仕上がります。梅びしおは焦げやすいので、皮から飛び出さないようにしっかり巻くことがコツです。梅びしおと青ジソで夏らしくさっぱりして、パリッと香ばしく仕上がります。
【材料】
・鶏ささみまたは胸肉:300g
・青ジソの葉:10枚
・梅びしお:大さじ5杯
・春巻きの皮:10枚(またはワンタンの皮40枚)
・揚げ油:適量
・小麦粉:少々
【作り方】
1./鶏ささみは筋を取る。胸肉であれば皮を取り除き、3~4cmの短冊切りにする。
2./青じそは1枚を4等分、春巻の皮は十文字に切って4等分にする。
3./春巻きの皮の一方にささみ(胸肉)と青ジソ、梅びしおをおいて、中身が出ないようにきちんと巻き、巻き終わりに小麦粉を溶いた水をつけて止め、巻き終わり部分を下にしておく。
4./180℃ぐらいの油で焦がさないようにカラッと揚げる。
●梅びしお+マヨネーズ
梅びしおとマヨネーズを同量混ぜる。きゅうりやセロリ、にんじんなどのディップに。酢を足してわかめサラダのドレッシングとしても。
●梅びしお+鰹節+塩昆布
梅びしおに鰹節、塩昆布を適量混ぜ込むだけ。おにぎりの具や冷ややっこのトッピングに最適。