東京都の足立区生物園でつくられたはちみつが人気を集めています。園内で飼育しているセイヨウミツバチが集めた蜜を絞ってできた「足立産」。様々な花々の蜜からできた「百花蜜」で、季節ごとによって風味が変わりますが、園のショップに並ぶと数週間で完売するそうです。
セイヨウミツバチ
ブドウのようなさわやかな味
同園ではこれまで、親子でのはちみつ絞り体験などの企画を行ってきましたが、「お土産用のはちみつがあるとうれしい」との希望が寄せられたそうです。2014年に試験的に60本、2015年には45本を用意しましたが、地元産ということもあって数週間で完売したそうです。
今年はミツバチを3万匹以上に増やし、春絞りのはちみつを110ml入り瓶で229本用意しました。同園の販売担当の岩下菜智さん(24)によると、今春はシロツメクサを多めに植えたことなどもあり、「ブドウのような口当たりの良い、さわやかな味」だそうです。7月下旬から販売を始めましたが、間もなく完売する見通しです。
ミツバチは生物園2階の天井のない「バタフライガーデン」で、5つの巣箱で飼育されています。季節ごとに花を植え替えるため、その季節の花々の蜜の香りや風味を楽しむことができるそうです。
春から秋の間、毎週日曜日の午前に、解説つきで巣箱の点検作業を公開しています(雨天中止)。花の受粉を助け、花々の蜜を集めてくれるミツバチについて学ぶ格好の機会です。
はちみつは同園2階のミュージアムショップで、1瓶1000円(税込み)。今後も折をみて、店頭に並ぶ予定です。
問い合わせは同園(03-3884-5577)へ。
※足立区生物園:http://www.seibutuen.jp/