私たちの身体をサビさせない抗酸化物質を含む野菜のひとつにタマネギがある。生のタマネギが持つ独特の辛味成分「アリシン」は、疲労回復効果もあると言われ、夏バテが気になる季節にはとくに積極に食べるようにしたい。
ところで、同じ量のタマネギを食べるのでも、その食べ方にちょっとした工夫を加えるだけで、吸収する栄養分に変化があるという。タマネギの成分のアリシンは、包丁で細胞を切ることで増えるというのだ。
タマネギは、縦長の繊維に沿って細胞が並んでいるが、その繊維に対して直角に包丁を入れることで、繊維に沿って切るときよりも細胞がつぶれるために壊れやすくなる。より多くの細胞が壊れれば、アリシンの量は増すため、アンチエイジング効果や疲労回復効果も増す、ということになる。
つまり、まな板の上に置いたタマネギは、縦に切るのではなく、横に切ることで、アンチエイジング効果と疲労回復効果を発揮するとされているのだ。タマネギをサラダで食べるとき、ぜひ試してみよう!