週末や時間があるときにまとめて料理を作っておくと、忙しいときや疲れている夜に重宝する「作り置き」が今、大ブーム! 毎日の料理の手間や時間が省けるうえに、栄養のバランスも考えることができるので、作り置きに挑戦する人も増えているという。
今回は、たくさんの作り置きレシピのなかでも、実際に編集部員が研究した中から「とにかく簡単に作れ、栄養があって、毎日、飽きずに美味しく食べることができる」という一品を厳選。お鍋ひとつで作れる「作り置き」おかずの作り方とそのポイントを紹介します。「作り置き」初心者も上級者も、レパートリーのひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
水煮の豆を使って時短&失敗なしの「ごちそう豆料理」
●作り置きRecipe:vol.1【チリビーンズ】
【材料】
・大豆やミックスビーンズなど豆の水煮:300~400g
・タマネギ:1個
・合いびき肉:150g
・トマト缶(ホールでもカットでもOK):1缶
・塩・こしょう:適宜
・ケチャップ:大さじ1
・チリパウダー:小さじ1(※お子様や辛い物が苦手な人に作るなら加減する)
【作り方】
1./みじん切りしたタマネギと合いびき肉、チリパウダーを、少量の油(分量外)を引いた鍋に入れ、中火で5分、炒める。
2./水気を切った豆の水煮とトマト缶の中身を1の鍋に加え、全体を混ぜ合わせる。
3./ケチャップ、塩、こしょうを入れ、好みの味に調えながら、鍋全体の水分が減るまで約20分、中火で煮込んで完成。
【ポイント】
・豆は水煮になっているものを活用すれば、乾物を戻す時間も手間もかからず便利。
・隠し味に赤ワインや味噌、しょうゆを少量加えても味わいにコクが出る。
・豆を煮込むときは、鍋底が焦げつきやすいので、放置せずにときどきかき混ぜること。
※保存の目安:冷蔵で5~6日間(冷凍保存も可。その場合は10日間で食べ切る)
豆は、高たんぱく低脂肪のヘルシーな食材。ビタミンB群も豊富に含まれているので、毎日の食事にも積極的に取り入れたいもの。この「作り置き」おかずがあれば、面倒な乾物の調理の手間をかけず、手軽に豆の栄養を補うことができるのもうれしい。豆の種類を増やせば、見た目や味わいにも変化があって楽しいもの。ぜひ常備しよう!