紅生姜は本来、生姜を赤梅酢に漬けたものです。赤梅酢は鮮やかな紅花染めの色のように濃いピンク色で、これで漬けた紅生姜は市場に出回っている「真っ赤」なものではなく、赤紫蘇由来のなんとも美しい「紅色」をしています。
新生姜が出回り去年の赤梅酢があれば、自然色の紅生姜を作りましょう。紫蘇の香りと新生姜の食感、梅の酸味が相まって、とても優しい味がします。
紅生姜の作り方
紅生姜の塩味は下漬けよりも赤梅酢に含まれる塩分に大きく左右されます。梅酢をなめてみて、塩気が強いようなら酢を入れて調整してください。また、下漬けして天日干しする際に、塩気が強い梅酢の場合は生姜を一度洗ってから干すようにしてください。下漬け用の塩に梅塩を使うと、まろやかな味になります。
【材料】
・新生姜:500g(お好きな分量で)
・塩:20g(生姜の4%、梅塩だとなお可)
・赤梅酢:生姜がかぶる程度
【作り方】
1./新生姜の重さを計り、丸のまま生姜の4%の塩または梅塩をまぶしてポリ袋などに入れ、1昼夜置く。
柔らかそうな新生姜と梅塩を用意
2./生姜をザルに広げて、1日天日干しする。
干すと少ししなびた感じ
3./2を密封容器などに入れ、ひたひたになるまで赤梅酢を入れ、1週間常温で漬けて出来上がり。お好みで薄切り、千切りにして容器で保存する。
美しい紅色に漬け上がる
辛味もなくシャキシャキ!
(文責・編集部)