「毎日、朝食にはシリアルを食べている」という人が増えている。慌ただしい朝でも手軽に食べられるシリアルは、日本のスーパーマーケットでも買えるようになったこともあり、幅広い世代の人たちから人気の朝食メニューとなった。
意外と知られていないことだが、シリアルとは穀物のことを指す。つまり、コーンフレークやグラノーラ、ミューズリーやオートミールなど、すべてをまとめた総称がシリアル、ということになる。
穀物由来なら添加物も少なく、さぞや低カロリーな食べ物かと思いきや、じつはシリアルのなかでも栄養やカロリーの面で違いがあるという。
そこで、まずはどのようなシリアルがあるのか、それぞれの特徴を簡単におさらいしよう。
◎オートミール
オーツ麦のこと。オーツ麦はビタミンB群・ミネラル・食物繊維などが多く含まれる。牛乳や水に浸し、お粥のようにして食べるのが一般的。
◎ミューズリー
オートミールにドライフルーツやナッツ、オーツ麦以外の穀物などを加えたもの。牛乳やヨーグルトと食べるのが一般的。
◎グラノーラ
オートミールにオリーブオイルやシロップなどをまぜて焼きあげたものに、ドライフルーツやナッツなどを加えたもの。牛乳やヨーグルトと食べるのが一般的。
◎コーンフレーク
トウモロコシを加熱してフレーク状にしたもの。甘い種類のものは、砂糖やシロップが加えられている。牛乳やヨーグルトと食べるのが一般的。
「オートミール」「ミューズリー」「グラノーラ」に共通するのは、オーツ麦が使われていること。ダイエットを心がけている人や、「本当にヘルシーなシリアルを食べたい」と思う人は、一番シンプルな素材を味わえるオートミールがよいだろう。それ以外でも、なるべく甘味料の入っていないタイプを選んで、甘みは果物などで足すとヘルシーな朝食となる。