フランスの家庭料理「トマトファルシ」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2024.07.10

フランスの家庭料理「トマトファルシ」。真っ赤なトマトがうれしい、夏にピッタリの料理です。
このレシピではタマネギ麹を使います。やさしい旨味が増し、胃腸を整える効果も期待できます。付け合わせは、ご飯にしました。トマトファルシをナイフやフォークでくずし、ご飯と合わせて召し上がれ。
お年寄り、お子様にも好かれる料理です。ワインやビールに合いますよ、もちろん麦茶にも!

 

トマトファルシの作り方
トマトをくり抜いてカップとして用い、中に挽肉炒めを詰め込んでオーブンで焼きます。挽肉は、フライパンで炒めて火を通しておくと、時短にもなり、オーブンで失敗することもありません。
炊き立てご飯より、冷やご飯で調理するほうがパラパラになり、オリーブ油との相性が良いようです。
オーブンの焼き時間は機種により、調節してください。

 

【材料】
・トマト:2個(目安として1個約240gのもの)
・タマネギ:(みじん切りした正味)70g
・タマネギ麹:30g
・ニンニク:1片
・合い挽き肉:200g
・冷やご飯:160g
・塩:少々
・こしょう:少々
・オリーブ油:大さじ1/2
・パセリ:(みじん切り)少々

 

【作り方】
1./トマトをよく洗う。ヘタから1センチほどの所を底面と平行に切り落とす。その部分を蓋として使用するので、取り置く。身の部分は、先のとがったナイフとスプーンを使って、くり抜く。くり抜いた中身と汁も取り置く。

蓋と身に分け、中身は取り置く

 

2./フライパンにタマネギのみじん切り、ニンニクのみじん切りを入れ、中火にかける。軽く火が通ったら少し火を落とし、合い挽き肉を入れて炒める。
3./1で取り置いたトマトの中身をザルに通し、汁と身に分ける。汁は取り置き、身の部分をフライパンに入れて炒める。身が大きい場合は小さく切って炒める。タマネギ麹を入れて、全部混ぜて炒める。

具材を炒める

 

4./汁気がほぼなくなったら、塩こしょう少々を振り入れて混ぜる。塩は少な目にしてこしょうで決める、くらいの気持ちで。火を止め、放置してあら熱をとる。
5./冷やご飯をザルに入れ、流水で洗って粘りを取る。2とは別のフライパンか鍋にオリーブ油と洗ったご飯を入れて、中火にかける。3で取り置いたトマト汁を入れて、全部を混ぜながら水分をとばす。

トマト風味オリーブ油炒めご飯

 

6./耐熱容器に5のご飯を入れる。トマトを置くための穴を2つ開けておく。

耐熱容器にご飯をセット

 

7./オーブンを180度20分に予熱設定する。
8./4の具材を2等分し、それぞれを1で用意したトマトカップに詰め込む。6の耐熱容器に置く。

オーブンで焼く準備

 

9./トマトの蓋も横に置いて、オーブン180度で20分焼く。トマトに火が通って柔らかくなり、表面に少し焦げ目がつくくらいで出来上がり。トマトがまだ固い場合は、焼き足す。焼き過ぎると、ご飯が固くなってしまうので注意する。
10./器に取り、きざみパセリを振って出来上がり。トマトをくずし、付け合わせのご飯と混ぜて食べると美味。

ご飯と混ぜて召し上がれ

 

福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。

 

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この記事を書いた人

編集部
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