味わい深いチーズの世界(5) ラクレット

カテゴリー:発酵食品全般 投稿日:2016.03.27

おしゃれで美味しいスイスチーズの登場!

 チーズの背景を知ることで、より一層の味わい深さを感じていただこうというこのシリーズ。第5回目は「ラクレット」をご紹介します。

ラクレットとは、スイス料理「ラクレット」に使われるチーズの名前です。チーズの名前と料理の名前が同じなのでややこしいのですが、チーズ自体はハードタイプで、加熱すると香りが増して美味しくなるという特徴があります。そのラクレットチーズを加熱して溶かし、ふかしたジャガイモにかけて食べるのが、スイスの定番料理「ラクレット」です。

ナチュラルチーズ独特の食欲をそそる香りと、深いコクのあるまろやかなラクレットチーズはホクホクのじゃがいもと相性抜群で、あまりの美味しさに食べ始めたら止まらなくなってしまいます。スイスではどの家庭にも「ラクレットオーブン」という専用の機器があって、手軽に食卓で親しまれている料理です。日本でいうなら、関西のご家庭にたこ焼き器があるのと似たような感覚かもしれませんね。

 

ラクレットオーブンでラクレットパーティー

それでは実際に、家庭用のラクレットオーブンでスイス料理「ラクレット」を作ってみましょう。

まずはラクレットオーブンを用意します。日本の一般家庭にはなじみがない機器なので、ホットプレートで代用してもいいでしょう。

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家庭用の小さなラクレットオーブン

 

ラクレットオーブンは2層構造で、中に鉄板が入って加熱できるようになっています。その鉄板部分がチーズ用です。本来は大きいチーズですが、鉄板に乗るように小さく切ります。オーブンの上の部分にはジャガイモを乗せて、チーズと同時進行でホクホクに熱しましょう。

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チーズは小さく切る

 

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上はフライパン状態

 

ラクレットチーズがトロトロに溶けたら、たまらなく美味しそうな香りが漂います。同時にジャガイモもホクホクの状態に出来上がりました。

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このトロトロのラクレットチーズを、ホクホクのじゃがいもにかけたら完成です。チーズが固まってしまう前に、アツアツのうちにいただきましょう。ホットプレートでも簡単にできますから、パーティーメニューで登場させたら盛り上がること間違いなしです!

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この記事を書いた人

編集部
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