クセのない味と低カロリーで人気のカッテージチーズは、発酵熟成をさせないタイプのフレッシュチーズです。じつはカッテージチーズは家庭でも簡単につくることができます。牛乳に果汁や酢など酸味のあるものを加えると、牛乳が分離します。これは牛乳に含まれるたんぱく質・カゼインが酸によって凝固するから。このしくみを利用して、レモン汁でカッテージチーズをつくってみましょう。デザートやサラダにぴったりの、口当たりがなめらかで優しい味のチーズができます。
【材料】
牛乳:500ml
レモン汁:大さじ3
【作り方】
1./牛乳を小鍋で温める。焦げ付かないよう、木べらでかき混ぜる。
2./鍋肌にふつふつと泡が沸いてきたら火を止める。レモン汁を加え、軽く混ぜる。
3./しばらくすると白い塊(かたまり)と黄みがかった透明な水分に分かれてくる。
4./ボウルにさらしを敷いたざるを重ねる。3を流し入れ、水分(ホエー/乳清)と固形物を分ける。
サラダなどでは塩ひとつまみを加えてもよい
5./さらしを軽く絞って、出来上がり。
※日持ちしないのではやめに食べましょう。
おいしいカッテージチーズ活用法
1/フルーツチーズ
冷やしたカッテージチーズに季節の果物を添えて。好みではちみつをかけるのもおススメ。
2/カナッペ
カッテージチーズに塩少々を加え、好みの具材とともにクラッカーにのせてカナッペに。
3/アボカドサラダ
カッテージチーズに塩こしょうを加え、アボカドと海老などと和える。
ホエーもドリンクやホットケーキに活用!
カッテージチーズをつくったときに残った水分は、ホエー(乳清)といってミネラルなど栄養豊富です。ホットケーキやパンを焼くときに使ってもおいしいですし、レモン汁少々とはちみつを加えれば、栄養たっぷりでおいしいホエードリンクに。