寒い季節には、体を温める物を摂りましょう。旬のリンゴを、温め作用のある黒糖と紅茶とショウガで煮るジャムはいかがですか。
黒糖つまり黒砂糖が旬を迎えています。サトウキビのしぼり汁を煮詰める製糖作業は今がたけなわ。「ミネラルの塊」といわれ、体温調節効果が期待できるそうです。
発酵茶である紅茶にはテアフラビンという血行を良くする成分があるので、体が温まります。
ショウガのショウガオールという成分は、消化器官を刺激して体温アップをもたらすと言われています。
リンゴをとろとろと煮ていると、心もほっこりあったまりますね。
紅茶黒糖リンゴジャムの作り方
焦がさないように、とろ火で煮詰めることが注意点です。リンゴは、ややしなびた物でも大丈夫です。リンゴの種類や甘みによって、黒糖とショウガの量を加減してください。
ミネラルの塊といわれる黒糖
【材料】
・リンゴ:1個(約200gの物を使用)
・黒糖:30g
・ショウガ:(すりおろした正味)小さじ1/2
・紅茶:200ml
・水(煮詰まって水分が足りない場合):追加目安として300~500ml
【作り方】
1./200mlの水(分量外)で紅茶を煮出しておく。
2./リンゴをタテ8つに切り、皮をむいて芯を取ってイチョウ切りする。
3./鍋に1の紅茶、2のリンゴ、黒糖、おろしショウガを入れて弱火で煮る。
リンゴを弱火で煮る
4./煮詰まって水分が足りなくなったら、加減を見ながら水を足し入れる。リンゴがくたくたのジャム状になれば、できあがり。
黒いジャム
5./トーストに乗せたり、紅茶に入れて召し上がれ。
体を温めてくれるジャム
福田恭子/発酵食品ソムリエ。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。
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