♪灯りを点けましょ、ぼんぼりに。お花をあげましょ、桃の花♪
お内裏さまだけでなく、私たちにも桃を! 美しい花だけでなく、美味しい実も!
桃には古来、魔除けや不老長寿の力が宿っているとされています。日本女性の平均寿命は87.7歳(2020年)。缶詰めの桃を、発酵食品である甘酒、紅茶、ワインで割って健康長寿を祈りましょう。
桃ドリンクの作り方
1.甘酒と桃のドリンク
見た目は白酒。子どもも喜ぶ、ひな祭りにぴったりのドリンクです。
【材料】
・白桃:缶詰2つ割りの物を1個
・甘酒:100ml
【作り方】
1./白桃と甘酒を、ミキサーあるいはフードプロセッサーにかけて攪拌し、とろとろのジュース状にする。
とろとろの桃甘酒
2.紅茶と桃のドリンク
桃の味と甘味が紅茶に溶け込んで、フルーツティーのなかでも人気の高いフレーバーです。お好みで、缶詰めのシロップを加えてください。紅茶に漬けた白桃はもちろん食べられます。
【材料】
・白桃:缶詰2つ割りの物を2個
・水:100ml
・紅茶:ティースプーン山盛り1
・白桃缶詰のシロップ:お好みで適宜
【作り方】
1./ポットとカップに湯(分量外)を注いで温めておく。温まったら、湯は捨てる。
2./水を沸かす
3./白桃をタテ薄切りにし、ティーカップに並べ入れる。
4./1のポットに紅茶葉を入れる。2の湯が沸騰したら、ポットに注ぎ、蓋をして3分ほど蒸らす。
5./3のティーカップに、4の紅茶を静かに注ぐ。お好みでシロップを加える。
紅茶は濃いめに
3.ロゼワインと桃のドリンク
大人限定。色のきれいなロゼワインを使ってください。口当りがよいので飲み過ぎ注意です。ワインに漬けた白桃ももちろん食べられます。
【材料】
・白桃:缶詰2つ割りの物を2個
・ロゼワイン:適量
【作り方】
1./白桃はサイコロ状に切り、ワイングラスに入れる。
2./ロゼワインを注ぐ。
色のきれいなワインで
桃の花を添えて春めく食卓
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。
発酵手帳2022、大好評発売中!
使いやすい 1日1ページ手帳。365日その季節に合った発酵食品のレシピ、小泉先生のコラム、いまさら聞けない発酵の疑問などの『小泉武夫食マガジン』にQRコードでつながる日本初の手帳。付録に発酵食品をいつ作ったらよいか一目でわかる「発酵カレンダー」、発酵食品を作った際の日時、温度、分量などを記録できる「発酵手仕事メモ」、人気の発酵食品「チーズの種類と特徴」、「世界のパンの種類と特徴」、「日本酒の分類」などが充実。発酵食品ファン必携の『発酵手帳2022』が4年目を迎え、さらにパワーアップしました。日々の発酵生活にぜひお役立てください。Amazonで大好評発売中です!