焦げ目が特徴のバスクチーズケーキは、バスク地方(スペイン、フランスの両国にまたがっている)では、「バスクチーズケーキ」という名称ではなくチーズケーキを意味する「タルタ・デ・ケソ」としてよく知られているベイクドチーズケーキです。
今回は、砂糖を使わずに甘酒を使った、バスクチーズケーキを作ってみました。甘酒の甘味が優しく、よりチーズのコクをひきたててくれます。表面の焦げの香ばしさと濃厚なクリームチーズの味わいがシンプルにおいしいケーキです。季節の果物を添えたり、好みのフルーツソースを添えたりおいしさをカスタマイズするのもオススメです。大人には、少しの塩をふっていただくのも楽しみ方のひとつです。
【材料】
・クリームチーズ:400g
・生クリーム:200ml
・卵:3個
・甘酒:130g(甘酒は、麹からできた甘酒で液体タイプではないものを使用)
・薄力粉:大さじ1
・18cm丸形ケーキ型
材料を混ぜるだけ!
【作り方】
1./18㎝丸形ケーキ型にクッキングシートを型に沿うように敷きこむ。
型よりひと回り大きく
2./クリームチーズを室温でやわらかくする。急ぐ場合は、耐熱ボウルに入れてラップをし、電子レンジで1~3分ぐらい加熱してやわらかくする。(電子レンジによって加熱加減が変わるので、スプーンなどで押すとスッと入るぐらいのやわらかさを目安にする)やわらかくしたクリームチーズをボウルに入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
ダマの無いようになめらかに
3./2でなめらかになったクリームチーズに甘酒を加える。2回ぐらいに分けて入れよく混ぜる。
甘酒は、とろみのあるタイプ
4./3に卵を軽く溶き、数回にわけて加える。溶き卵が全体に均一になるまでよく混ぜる。
その都度均一になるまで混ぜる
5./4に薄力粉を一度に加えて混ぜ合わせる。
少ない小麦粉でOK
6./5に生クリームを少しずつ加える。生クリームは、乳脂肪分が高い方が濃厚な仕上がりになりますが、お好みで!
泡立てないように混ぜる
7/6.でできた生地を1.で用意しておいた型に流し入れ、220℃に予熱したオーブンに入れて40分ほど焼く。
表面はなめらかに
8/焼き上がりは、表面の焦げ具合を目安にする。オーブンから出し、ケーキクーラーなどの上で型のまま冷めるまで置く。冷めてから、型から外し、クッキングシートも外す。焼きたては、生地がふくらんでいるが、冷めると中央部が沈む。お好みで、季節のフルーツやフルーツソースを添えてもおいしくいただける!今回は、さくらんぼとカシスソースを添えてみました。
表面の焦げが香ばしい
中はなめらかなチーズのコク
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。