こんにちは、発酵美容家のザイマリです。
“飲む点滴”といわれ、江戸時代から夏場の栄養補給に飲まれていた甘酒。本来は米と米麹を60度前後で発酵させて作りますが、麹水は、米麹を常温の水で半日発酵させて冷やすだけのお手軽栄養ドリンクなのです。
ほのかな甘味と発酵食品特有の酸味がさっぱりしていてゴクゴク飲めます。夏場の水分補給にはうってつけです。便秘解消や疲労回復、二日酔い解消にも効果があるといわれています。
飲むだけてなく化粧水としても使える麹水
麹水には美白成分として知られているコウジ酸がたっぷりと含まれています。飲むだけではなく化粧水としても使えます。手やコットンにたっぷりつけて美容効果も期待できます。
捨てるのはもったいない!残った麹も食べられる
水を取り出した後の麹は、繰り返し2~3回、麹水作りに使えます。(味はだんだん薄くなります)抽出しきった麹は、納豆やサラダに入れて食べたり、一緒にお米に入れて炊いたり、スープに入れたりして活用してください。
麹水の作り方
【材料】
・米麹:100g(生でも乾燥でもどちらでも可)
・水:500ml
・お茶パック:3枚(米麹100gでちょうど)
【作り方】
1./お茶パックに米麹を入れ、保存容器に入れたら水を注ぐ。室温で8時間程置き、その後冷蔵庫に入れ、冷えたら飲み頃。
酸味が苦手な方は室温で発酵させず、すぐに冷蔵庫に入れ、8時間程休ませてもよい。
麹の成分が溶け水に色がつきます
常温か冷やして召し上がれ
一度作ったものは、3日以内に飲み切ってください(私の場合は、1日に500ml飲んでしまい、寝る前に水を足し、そのまま室温で置いておき、翌朝には出来上がっていました)。
発酵が進むと酸っぱくなりますが、舌がピリピリする、異臭がするなどの違和感がある場合は飲用をやめてください(発酵は条件・環境によりそれぞれ異なります。ご留意ください)。
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンオーナー。エステティシャン歴15年以上。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐にわたり活動中。