こんにちは、発酵美容家のザイマリです。
温かい気候になり、潮干狩りがベストシーズンを迎えています。
“アサリ”の旬は2月から5月頃(秋頃も旬)まで。産卵を控えて身がふっくらし、旨みが豊富になり美味しい季節です。
身がぷっくりとして栄養たっぷりの“アサリ”は、きちんと下処理をしてから調理するのが基本。基本の砂抜き法とアサリがワンランク美味しくなる裏ワザをご紹介します。
●アサリを水でこすり洗いする
アサリの表面についた汚れや腸炎ビブリオ菌を取り除くためと、死んでいるアサリ(口が開いて水管が出てしまっているもの)を取り除きます。
水道水でよく洗う
●海水と同じ3%の塩水、常温、暗所で2、3時間砂抜きする
海と同じ環境にすることで呼吸をさせて砂を吐かせます。潮干狩りでとった場合は、4時間ほど砂抜きします。500mlの水なら大さじ1の塩を入れ、アサリが全部隠れるくらい浸水します。また、海中と同じくらいの水温20℃前後の暗いところの方がアサリは活発になります。冷蔵庫に入れるとアサリは休眠状態になってしまいます。
水管から砂と水を吐き出す
●【ポイント】砂抜き中に1滴のハチミツをたらすと、アサリの旨味がアップ!
独立行政法人水産総合研究センターは、「ブドウ糖を海水に入れるとアサリの旨味成分が増える」と発表しました。出荷前のアサリをブドウ糖添加海水に24時間漬けたところ、旨味成分のコハク酸の量が2.8倍になったそうです。
ブドウ糖(グルコース)は、糖質の一種で主に果物や野菜、ハチミツに含まれています。0.1%程入れるだけでいいので、ほんの1滴たらすだけで劇的にあさりの旨味がアップします。
ハチミツを1滴垂らすだけ
参考資料
・独立行政法人 水産総合研究センター プレスリリース
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンオーナー。エステティシャン歴15年以上。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐にわたり活動中。