名前に春という文字が入っている鰆ですが、関東では冬が旬とされていて関西では春が旬とされています。冬でも春でも美味しく、食べ方も、塩焼き、照り焼き、西京漬け、かぶら蒸しなどいろいろ楽しめます!そして、鰆は、サバ科の仲間で青魚、EPAやDHAなどが豊富な身体に嬉しいヘルシーな魚です。
鮮度のよい鰆の切り身を見つけたら、ぜひ自宅で2~3日味噌漬けにして、から揚げにしてみましょう。味噌とみりんが鰆の身に程よい味わいとなって、中はふっくら衣はカリっと美味しく仕上げり子どもにも食べやすい魚料理になります。
【材料】
・鰆:4切れ
・白味噌:100g
・みりん:大さじ2
・塩:小さじ1
・日本酒:少量
・ガーゼ(味噌漬け用)
・米粉:40g
・水:大さじ4
・揚げ油:適量
白味噌を使う
【作り方】
1./買ってきた鰆の切り身は、少量の日本酒をかけて表面を洗い水分をふき取る。その後、両面に塩をふり30分ほどおき、出てきた水分をふき取る。この下準備のときに骨がついているものは、骨抜きなどを使い取り除いておくと小さい子どもにも安心して食べさせることができます。
鰆の切り身は、鮮度の良いものを
2./ボウルで白味噌100gとみりん大さじ2をよく混ぜ合わせる。
柔らかいペースト状になるように
3./バットなど保存容器にラップを敷きペースト状の味噌の半量を平らに伸ばし、その上にガーゼを敷いて鰆をのせる。
味噌は切り身全体にあたるように
4,/鰆の上にもガーゼを敷きペースト状の残りの味噌をのせ、均等に平らにする。その上をラップで覆い空気が入らないように軽く手で押し付ける。こうすることで少量の味噌でも美味しく漬かる。
鰆の上にガーゼを敷く
残りの味噌をのせる
味噌を平らにする
ラップで覆う
5./ラップで覆った鰆を冷蔵庫で2~3日おくと、味噌が少し水っぽくなってくる。
味噌に水分がでている
6./ラップとガーゼをはがし、鰆を取り出し、一切れを4等分にする。
味噌は、鰆についていない
食べやすい大きさに
7./揚げ衣として米粉40gに水大さじ4を加えて溶き、鰆の切り身一つずつにつける。
水溶き米粉をつける
8./ポリ袋などに米粉適量(分量外)を入れ水溶き米粉をつけた切り身を一つずつ入れて、転がすようにして表面に乾いた米粉をまぶす。まぶした後、少し時間をおき表面の米粉をなじませてから揚げるとカリっと揚がる。
ポリ袋で簡単に
表面の乾いた米粉をなじませる
9./140℃ぐらいの温度できつね色になりカリっと揚がったら出来上がり!
中はふっくら外はカリっと
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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