東海地方は、味噌文化で言うと豆味噌圏にあたります。豆味噌とは米麹でなく豆麹を使った熟成期間の長い独特の暗褐色の味噌。郷土料理としては「味噌煮込みうどん」「味噌おでん」などが知られています。なかでも名古屋で有名なのが豆味噌を使った「味噌カツ」。甘味噌ダレがトンカツによくからみ、ご飯がすすむ一品です。今回は味噌カツのタレを本場よりやや甘みを抑えて作ります。豆味噌があればとても簡単にできます。
「味噌カツのタレ」の作り方
本場の味噌カツのタレは甘めなので、今回は少し甘みを抑え、豆味噌と米味噌を合わせてつくりました。
【材料】
・鰹出汁:180ml
・豆味噌:大さじ3
・米味噌:大さじ1
・砂糖:大さじ3
・日本酒:大さじ2
・本味醂:大さじ2
材料をそろえる
【作り方】
1./鍋に日本酒、本味醂を入れて煮立て、アルコール分を飛ばす。
2./1に出汁、味噌、砂糖を入れてよくかき混ぜながら弱火で煮る。
3./5~10分ぐらい煮て、とろみがついたら出来上がり。
甘味噌がトンカツと合う!
味噌ダレは、トンカツの他に、ごま油で焼いた秋なすや、味噌おでんなどにも使えます。
秋なすとの相性も抜群