産経新聞の2020.6.27付「産經書房」で小泉先生の新刊が大きく紹介されました。『食いしん坊発明家』小泉武夫著(新潮社・1400円+税)。
「産經書房」の記事によると、胃袋を刺激する抱腹の自伝的小説として「ちゃめっけたっぷりで気取らない文章は明るく、読む者を幸せな気持ちにさせてくれる。本書は食のエッセーで人気の小泉さんの自伝的青春小説だ」。
小泉先生の少年時代からのエピソードにあふれ、発酵学者・小泉武夫が誕生するいきさつが手に取るようにわかります。なかでもこれまで捨てられていたエビの殻をラードで揚げた香ばしい調味料を開発。この特許権は製菓会社で使われ、スナック菓子のヒットとなったというから驚きます。
「好奇心旺盛で奔放に育ったことがユニークな発想につながったのかもしれない。『いまの若い研究者は研究室にこもってばかり。外に出ないと発見はありませんね』。そんな後進への思いも本書に込められているようだ」
▼記事中の「3つのQ」から
Q料理以外の趣味は?—「旅です」、と明快。
Q好きな作家は?—「開高健、井上ひさし、山本周五郎」の3人。
Q一番幸せを感じるときは?—「食べて、飲んでいるとき」とさらに明快。
詳しくは『産経新聞』をご覧ください。