新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言で自宅に閉じこもることが続き、ふさぎの虫にとりつかれていませんか。運動不足やストレスによって血行が停滞気味になると、細胞に酸素や栄養が届きにくくなり、血流はさらにドロドロになるといわれています。
この悪循環を食べ物で断ち切りましょう。血流サラサラ効果の代表的食品といえば、タマネギ。しかし、硫化アリルという成分の効能は、水にも熱にも弱いのが難点です。新タマネギなら、下処理をしないで生で食べられます。さらに酢漬けにすることでクエン酸効果が加わり、効率よくエネルギーに変えてくれます。
酢漬け新タマネギと相性の良いのが、納豆。豊富なビタミンB1が、硫化アリルの効果を倍増させてくれるといわれています。よくかき混ぜると、驚くほどふわふわと泡立ち、美味しさも倍増します。
「新タマネギの酢漬けと納豆」の作り方
新タマネギの酢漬けは、冷蔵庫で保存可能です。浅漬けでも古漬けでも、おいしく食べられます。
下記の分量で作り置き、納豆にはお好みの量を入れてかき混ぜてください。フワッとしたネバネバが泡のように出てきます。この食感が美味しさの秘訣。
【材料】
・新タマネギ(みじん切りにしておく):200g
・酢:80ml
・しょうゆ:20ml
・砂糖:10g
・納豆:1パック
【作り方】
1./新タマネギをみじん切りにする。
みずみずしい新タマネギ
2./酢、しょうゆ、砂糖を混ぜて漬け液を作る。1の新タマネギを容器に入れ、漬け液で漬ける。
新タマネギと漬け液
浅漬け古漬け、お好みで
3./納豆1パックに、お好みの分量の酢漬けタマネギ(おススメは小さじ1~2)を入れて、よくかき混ぜる。
ふわふわネバネバの食感
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。