2月14日はバレンタインデー。欧米では、男女を問わず大切な人に贈り物をします。日本のような“義理チョコ”の習慣はないようですが、ちょっと心をこめてチョコレートを作ってみませんか。世界に1つしかない、あなたのチョコレート! 大切な人を想いながら作る時間もまた、人生のなかの美味しいひとときではないでしょうか。
伊予柑ピールチョコの作り方
オランジェットというフランス菓子は、砂糖水で煮た後もう一度砂糖をまぶしますが、今回のレシピではワインを使用することで砂糖の二度かけを省きます。糖分を気にしているオトナにも、喜ばれそうですネ。
オレンジを、手に入れやすい国産の伊予柑に替えました。
【材料】
・伊予柑の皮:1個分(80g)
・白ワイン:80ml
・砂糖:80g
・チョコレート:70g
【作り方】
1./伊予柑をよく洗う。タテ4つに切り、皮をむく。皮の上下を少し切り落とす。
中身は召し上がれ
2./鍋に湯をわかし、沸騰したら1の皮を入れて3~5分ゆで、ザルにあげる。
3./2の工程をもう一度、繰り返す。
4./鍋に白ワインと砂糖を入れて、強めの中火にかけ、煮立ったら弱火にする。
5./少しとろっとした段階で、3を入れ、弱火で煮ていく。鍋を揺すったり、スプーンでかけるなどして、まんべんなく火を通す。
弱火で煮詰める
6./煮汁がなくなりかけたら焦げないうちに、5をまな板の上に並べて冷ます。あら熱が取れたら、1つをタテ4つに切る。
7./6をクッキングペーパーに並べ、500wのレンジに3分かけて、水分を取る。少しねっとり感が残っているくらいでよい。
伊予柑ピールのできあがり
8./チョコレートを細かく切り、耐熱容器に入れる。
9./8の容器より一回り大きな鍋に湯をわかし、8を湯せんする。チョコレートが溶けてきたら、火からおろし、ヘラで混ぜて溶かす。
10./9のチョコレートに、7の伊予柑の皮の半分くらいまで浸してコーティングする。クッキングペーパーに並べ、冷蔵庫で冷やし乾かす。
お好きなチョコで
世界に1つだけの手作りチョコ
アルコールは飛ばしていますが、お子様やアルコールに弱い方はご注意ください。
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。