これから気温が下がって寒くなる季節がやってきます。寒い地方では、冬の寒さを利用してこんにゃくを凍らせ、乾燥させる工程を何度も繰り返して「凍みこんにゃく」を作ります。この凍みこんにゃくを冷凍庫で再現してみましょう。凍らせたこんにゃくを外気にさらして干すと、食物繊維たっぷり、中華クラゲのような歯応え抜群の「凍みこんにゃく」が出来上がります。こんにゃくがスポンジのようになり、味がしみ込みやすくなります。ダイエット中のおつまみにも最適です。
凍みこんにゃくの作り方
作り方は簡単、凍らせて戻すを2回繰り返し、あとは水気を絞って干すだけです。カラカラに干し上げれば、保存食にもなります。
【材料】
・こんにゃく(白でも黒でも可):何枚でも可
【作り方】
1./こんにゃくを横2枚に切る。これを4等分ぐらいに切る。
5~10mm程度の厚みがちょうどよい
2./ポリ袋に入れ、冷凍庫で1日凍らせる。
ポリ袋に入れて凍らせる
3./凍ったこんにゃくを水で戻し、再び1日凍らせる。
1回目はあまり変化がない
4./3を水で戻し、ぎゅっと握って水気を絞る。この時点でスポンジのようになっている。これをザルに入れて1日干して出来上がり。干し上がりは軽くなっている。
天日乾燥させる
出来上がった凍みこんにゃくを、ピリ辛きんぴらにします。こんにゃくの中まで味がしみてとても美味しく仕上がります。凍みこんにゃくは出来上がると驚くほど量が減るので、まとめて3枚~5枚ぐらい作っておくと煮物などに使えて便利です。
【材料】
・凍みこんにゃく:2枚分
・日本酒:大さじ2
・本味醂:大さじ2
・出汁:大さじ2
・醤油:大さじ1
・鷹の爪:輪切りで1本分
・ごま油:少々
・白ごま:少々
【作り方】
1./凍みこんにゃくを水で戻し、ギュッと水を絞ってから短冊状に切る。
水で戻して短冊状に切る
2./フライパンを火にかけ、ごま油を熱して鷹の爪を入れて辛味を出す。
3./1を入れて炒め、調味料をすべて入れて汁気がなくなるまで炒めて出来上がり。
フライパンで汁気がなくなるまで炒める
ピリ辛で歯応え抜群!