これから暑い季節に向かって、ますます活躍する梅干。梅肉和えなどを作った時に余るのが梅干の種です。捨てるのももったいないけれど、一度に何個も食べるわけにはいかないということはありませんか?そんな時にはストックしておいて、梅干の種を煮出した梅出汁を作りましょう。梅干の適度な酸っぱさと鰹節の旨味が合わさって、そうめんのつゆや冷たいお吸い物などにぴったりです。
基本の梅出汁の作り方
【材料】
・梅干の種:10~20個程度(多い方が酸っぱさが濃くなる)
・鰹節:10g程度
・水:カップ2
【作り方】
1./鍋に水を入れ、梅干の種を入れて20分程度中火でよく煮出す。味を見てしっかり酸味が出たのを確認してから鰹節を入れてさっと煮立てて火を止める。
梅干しの種をよく煮出す
鰹節を入れてさっとひと煮立ちさせる
2./ザルにキッチンペーパーなどを敷いて1を濾して梅出汁の出来上がり。
梅出汁そうめんの作り方
この梅出汁を使ってそうめんのつゆを作ります。よく冷えた梅出汁そうめんは、ほんのり酸味が効いてさっぱりと食べられます。醤油は薄口を使い、あまり色を付けずに上品に仕上げます。
【材料】
・梅出汁:カップ2
・薄口醤油:大さじ1~2(なければ濃口でも可)
・日本酒:大さじ3
・本みりん:大さじ2
【作り方】
1./鍋を火にかけ、日本酒、本みりんを入れて煮立ててアルコール分を飛ばす。
アルコール分を飛ばす
2./1に薄口醤油と梅出汁を入れる。梅干の塩味があるので、ここで味見をして醤油で調整する。ひと煮立ちさせて火を止めて出来上がり。これを容器に入れ、冷蔵庫で冷やす。
上品な色のつゆの出来上がり
3./そうめんを茹で、青紫蘇の千切り、たたいた梅肉、きゅうりの千切りなどをのせて、つゆをかけて出来上がり。
ほんのり酸味の効いた絶品つゆ