今、サワープラムジュースがシンガポールで大人気。サワープラムといっても、スモモのジュースではありません。なんと、「梅干しジュース」なのです。梅干し入りのアイスキューブ(角氷)を作り、グラスに入れて炭酸水を注ぎ、仕上げにライムを絞り入れます。
暑い日に冷たい炭酸水でシュワーッ。氷をガリガリ。すると中から酸っぱい梅干しが! 暑さも疲れも一気に吹き飛びますね。
美味しい水で作る
作り方のポイントは、いったん沸騰させて、冷ました水を用いること。カルキが抜けて、透明で美味しい水になります。市販のペットボトルの水を使うならそのままでOKです。
梅干しのクエン酸には、疲労回復や食中毒予防の効能があります。
ハチミツを入れて甘さを調節したり、梅酢でルビー色にしてみたり。あなた好みの「サワープラムジュース」で、この夏を美味しく乗り越えましょう。
【材料】
・梅干し:1個
・水:適宜(梅干し入りのアイスキューブを作ることのできる量)
・炭酸水(冷やしておく。炭酸水が苦手の方は冷水で):グラス1杯
・ライム(レモンでもよい):1片
【作り方】
1./水を鍋に入れて火にかけ、2~3分、沸騰させる。火を止めて、そのまま冷ましておく。
2./製氷皿に梅干しを入れる。種が気になる場合は、抜いておく。梅干しが大きい場合は、ちぎって入れる。
3./2に、1を注ぐ。
ひと手間かけて美味しい水に
4./3を冷凍庫で氷らせる。
5./4のアイスキューブをグラスに入れ、炭酸水を注ぎ入れる。ライム汁を絞り入れ、1片で飾る。
猛暑を吹き飛ばす
【応用編】
梅酢にハチミツを入れて、お好みの甘さに調節し、炭酸水で割る。赤い色を出したい時は、赤の色粉を使う。梅干し入りのアイスキューブを入れる。
見た目も美しく
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50ヵ国で取材。