もうすぐバレンタインです。大切な方やお世話になった方への贈り物に、今年は甘酒を使ったワンランク上の手作りチョコレートに挑戦してみませんか?
今回は「甘酒トリュフチョコレート」です。昨年ご紹介した「甘酒生チョコレート」にひと手間加えて仕上げます。テンパリングという、チョコレートを光沢良く滑らかに仕上げるため作業が加わりますが、温度管理をしっかり行えば難しいものではありません。
甘酒入りの体に嬉しいチョコレートは、高級店にも負けないステキなプレゼントになること間違いなしです。
甘酒トリュフチョコレートの作り方
【材料】(トリュフボール12個分)
●ガナッシュ風クリーム用
・ビターチョコ(純チョコレート、製菓用、クーベルチュールなどの表示があるもの):50g
・甘酒(濃縮タイプ。砂糖無添加でアルコール分のないもの):25ml
・ココアパウダー:適宜(3g程度)
●コーティング用
・チョコレート(純チョコレート、製菓用、クーベルチュールなどの表示があるもの):80g
※今回は、スイートチョコレート、ビターチョコレートを想定した温度で表記しています。ミルクチョコレートを使用する場合は、全体的に低めの温度調整になります。
チョコレートのメーカーにより調整温度が異なりますので、メーカー推奨温度で作業することをおすすめします。
【作り方】
1./ガナッシュ風クリームは「バレンタインに! 超簡単・甘酒生チョコレート」の工程2〜4の要領で作ります。
2./1のボウルを水にあて、ゆっくり混ぜながら冷まします。ツノが立つ程度の硬さになったら、絞り袋に入れます。
コップに絞り袋をセットすると作業が楽
3./クッキングシートなどの上に12個分絞り出し、冷蔵庫で30分ほど冷やし固めます。
冷やして粘土くらいの硬さに
4./手のひらにココアパウダーを付け、3を両手でコロコロと丸めます。チョコレートによって固まり具合が変わります。柔らかすぎて扱いにくい場合は更に冷蔵庫で冷やしてから成型して下さい。
多少いびつでも気にしない
5./コーティング用のチョコレートをテンパリングします。刻んだチョコレートを50~55℃の湯煎にかけ、チョコレート全体の温度を45℃~50℃くらいまで上げます。チョコレートの温度が高くなりすぎると、変質してボロボロとした質感になってしまいますので注意して下さい。
サラッと滑らかになる
6./ボウルを冷水(水道から出てきた温度で充分)にあて、ゆっくりと混ぜながらチョコレートの温度を27~28℃程度まで下げます。
少し重くクリーム状になる
7./再び湯煎にかけ、チョコレートの温度を30~32℃に上げます。湯煎にかける、外すをくりかえして、チョコレートの温度を保ちます。
時々混ぜながら全体温度を保つ
8./チョコレートフォークなどに4を載せ、7にくぐらせます。ボウルの縁で、チョコレートフォークをトントンと数回軽く当てて余分なチョコレートを落としクッキングシートに並べます。
手早く作業して
9./冷蔵庫や涼しいお部屋で冷やして完成です。
中は甘酒の優しい甘さ
コーティング用にビターチョコレートとミルクチョコレートを使って、二色のトリュフに仕上げてみました。
味も見た目もよりかわいらしく
【ボウルに残ったチョコレートの利用法】
・温めたミルクをボウルに注ぎ、チョコレートを混ぜ溶かして「ホットチョコレート」に。
・適量の柿の種をボウルに入れ、チョコレートを絡めて「チョコ柿の種」に。
こちらは頑張った自分へのご褒美!
(監修:深尾由起子)