
夏の間、薬味として大活躍した青紫蘇。秋口の今頃、一斉に実を付けているのをご存知ですか。この実を使って紫蘇の実の佃煮を作ります。佃煮と言っても味付けは薄めにし、さっと煮てさわやかな香りとプツプツの食感を残します。新米の炊きたてご飯にかけたり、納豆や漬物にのせてたっぷりいただきましょう。
紫蘇の実は成熟する間、わずか2~3日で食感がどんどん変わるので、好みの時期に収穫できるかが美味しさのポイントです。
発酵手帳2022、大好評発売中!
365日その季節に合った発酵食品のレシピや、小泉先生のコラム、一新した付録には発酵食品をいつ作ったらよいか一目でわかる「発酵カレンダー」、発酵食品を作った際の日時、温度、分量などを記録できて次に役立つと好評で今回復活した「発酵手仕事メモ」、人気の発酵食品「チーズの種類と特徴」、「世界のパンの種類と特徴」、「日本酒の分類」など、発酵食品好きにはたまらない「発酵手帳2022」が4年目を迎え、さらにパワーアップして大好評発売中! 日々の発酵生活にぜひお役立てください。Amazonで大好評発売中です!
しその実の佃煮の作り方
青紫蘇の実は花が咲いているうちはまだ未熟で、プツプツした食感が出ません。また熟しすぎると外皮が固くなり、繊維が口に残ります。見極めるのは花が終わった時。紫蘇は部分によって実の熟し方が異なるので、花が終わった穂を探して指で実をつまみ、適度な硬さになっているものを選んで穂ごと摘み取ります。
花がついているうちはまだ未熟
成熟した紫蘇の実は粒も大きい
【材料】
・青紫蘇の実:50g
・昆布または鰹出汁:50cc
・醤油:大さじ2
・日本酒:大さじ3
・本味醂:大さじ1
【作り方】
1./青紫蘇の穂を先端から付け根に向かってしごいて、実をはずす。
穂を先端からしごいて実をはずす
2./1の実をザルに入れ、よく洗ったら、たっぷり水の入ったボウルに入れて1日程度アクを抜く。実が茶色く変色しても大丈夫。
たっぷりの水に浸けてアクを抜く
3./アクを抜いた実をザルにあけ、30分程度水を切っておく。
4./鍋に出汁、日本酒、本味醂、醤油を入れて煮立たせ、実を入れて中火で煮る。
5./水気がなくなるまで、時々かき混ぜながら煮上げて出来上がり。
中火で煮始める
水気がなくなれば出来上がり
あっさりした煮上がり
ネバネバとプツプツが美味!