「鮓」というのは、滋賀県の鮒鮓や和歌山県の太刀魚熟鮓に代表されるように、魚介類を飯と共に重石で圧し、長い日数をかけて、乳酸菌を主体とした微生物で発酵させたもの。その成立は中国で紀元前4世紀と古く、日本へは弥生期に伝わってきた。一方「鮨」は、酢を加えた飯に魚介を添えて混ぜたり、押したり、握ったりしたものである。
講義では両スシの歴史を語り、伝播と進化を述べ、味覚文化を論じる。また、東京農大の名誉教授でもある小泉センセイが、国内から海外まで、両スシを食べ歩いた舌の旅も披露する。
【詳細】
小泉武夫「鮓と鮨」
◇日時:平成29年12月16日(土)13時~14時30分
◇場所:東京農業大学世田谷キャンパス
◇住所:東京都世田谷区桜丘1-1-1
◇受講料:1000円
◇講座番号:C001
◇定員:200名(対象:18歳以上)
◇テキスト:資料配布名
◇申込期間:11月7日(火)〜12月6日(水)
※申し込みはインターネットおよび電話のみ。定員になり次第、締め切り。
◇お問い合わせ:
東京農業大学エクステンションセンター
TEL:03-5477-2562(問い合わせ時間は平日10~16時)
http://www.nodai.ac.jp/society/learn/extension/