魚卵のディップ「タラマ」って何?

カテゴリー:発酵食品全般 投稿日:2017.10.19

 淡いピンク色をした謎のディップ「タラマ」。

コイやボラなどの魚卵の塩漬けを主原料に、菜種油、水、塩、酢やレモン汁などで撹拌し、ペースト状にされたディップソースです。原産国はギリシャやトルコ。ギリシャでは、タラモサラタと呼ばれ、パンやクラッカーなどのディップとして前菜料理で食べられたり、サラダのドレッシング代わりとして使われることも。

 

ピンク色の謎のディップ

 

 日本では「タラモサラダ」といって、タラコとじゃがいもを、オリーブ油やマヨネーズと混ぜてディップ状にしたものがあります。発祥はタラモサラタから来ていますが、日本でも手に入りやすい食材でつくられるようになったのでしょう。

 ギリシャ、トルコ以外では、移民の多いフランスで、スーパーマーケットや魚屋さんの冷蔵食品売り場では必ず見かけるマストアイテムなディップソースでもあります。ウニやトリュフ、カニ、キャビアを練り込んだものなど種類も豊富なのでいろんな味わいが楽しめます。

 

いろいろな種類が楽しめる

 

 タラコソースのような位置づけで、パスタに混ぜれば簡単たらこクリームパスタができちゃいます!魚卵の絶妙な塩味と風味が病み付きになること間違いなし。輸入品が見つからないようなら、明太子で代用してください。

 

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編集部
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