焼き魚は焼き立てが最高ですが、焼き立てを食べられなかったり、食べきれずに残ってしまうことがあります。ところが温め直すと生臭かったり、べちゃっとしてまずい…。それは温め方が良くないからです。焼き魚の温め直しにはコツがあります。これさえ守れば美味しさ復活!ぜひ試してみてください。
下ごしらえがコツ
何を使って温めるにせよ、まず魚に日本酒を少々振りかけます。日本酒の効果で生臭さを抑えることができます。
道具別にやり方を変えるコツ
魚を温める道具によってやり方が異なります。
◆魚焼きグリルで温める場合
魚焼きグリルだと、皮など表面がパリッと仕上がって香ばしさがよみがえります。しかし、グリルは火力の強い場合が多く、たとえば身が厚い魚の中まで温めようとすると黒焦げになってしまうこともあります。そんな場合は、魚を電子レンジで軽く温めた後、グリルに入れて焼いてください。こうすると中はアツアツ、皮もパリッとするので、焼き立てに近い状態になります。
◆レンジで温める場合
魚はラップをかけずに表面の水分を飛ばすように温めます。皿ごとレンジに入れる時、魚の下に割り箸を2本渡して魚をのせて、下に水分がこもらないようにします。
◆フライパンで温める場合
フライパンにクッキングシートを敷いてその上で魚を焼くと、焦げつかずにうまく温められます。お手軽で後片付けもラクラクです。
◆オーブントースターで温める場合
オーブントースターは熱源が近く焦げやすいので、まず電子レンジで軽く温めてから、魚にアルミホイルを被せて温めます。
焼き魚が残ったら温め直して食べるだけでなく、ひと手間加えると立派なおかずになります。たとえば、アジの干物が残ったら、ほぐして三杯酢であえればアジの干物の酢のものが完成!