こんにちは。発酵美容家のザイマリです。
小泉センセイがお腹を空かせている学生のために格安鍋料理を満喫させてあげようと考案した”サバイバル鍋”は美味しいダイエット鍋でもあります。
鯖は、癖が強く「生き腐れ」と馬鹿にされるが、水煮缶にすると臭みが消え、高級魚のようになるので大威張りできると、この鍋を「鯖威張る(サバイバル)鍋」(美味くて生き返る意味もある)と名づけたそうです。
鯖水煮缶は、旬の生鯖と水、塩を缶に入れ密封状態で加熱調理するので、殺菌剤や保存料の必要がありませんし、旨味や栄養素が余すことなく溶け込んでいます。
一缶あたり約200~300kcalと少々高カロリーですが「青魚の王様」と言われており、DHAやEPAの含有量は青魚の中でも郡を抜いてトップクラス。
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や神経組織の発達、機能維持に重要な働きをする為、成長期の子供や高齢者の認知症予防にとって欲しい栄養素です。
EPA(エイコサペンタエン酸)は、花粉症やアトピーの改善、血中コレステロールや中性脂肪を低下させ、痩せるホルモンの「GLP-1」の分泌を促進させるので、満腹中枢を刺激し食欲を抑える働きがあると言われています。
鍋は低カロリーで体も温まり、鯖缶の出汁と醤油、みりん、酒、砂糖のみでの味付けなので心も体もほっこり。ささがきごぼうが鯖の生臭さを消すいい仕事をしてくれます。
小泉武夫流”サバイバル鍋”
【材料】(3〜4人前)
・鯖水煮缶:3缶
・白菜、ごぼう、焼き豆腐、人参、しらたき:お好きなだけ
・醤油:小さじ1(鯖水煮缶の塩分次第で調節してください)
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
・砂糖:少々
【作り方】
1./鍋の中央に鯖水煮缶3缶を入れ、その周りを短冊切りにした白菜、角切りの焼き豆腐、ささがきのごぼうと人参、そしてしらたきで囲み、その上から醤油、みりん、酒、砂糖を加え好みの味にしてから火にかける。
ポン酢をつけていただきましょう
直前に鍋に七味唐辛子をかけるとまた風味は一段と引き立ちます。締めはうどんがよく合います。鯖がなくなればまた次の缶詰を投入してください。
※あくまで個人的な感想であり効果・効能を示すものではありません。
〔参考:「酒肴奇諢」(小泉武夫、中央公論社)〕