今、欧米で注目を集める発酵茶”コンブチャ”

カテゴリー:レシピ 投稿日:2016.12.02

日本で「こんぶちゃ」というと、乾燥昆布の粉末状「昆布茶」ですが、米国で話題になっている「コンブチャ」はご存知でしょうか?

昆布茶とはまったくの別物。少しややこしいのですが、日本では「紅茶キノコ」という名前で40年前の昭和50年前後に大流行したモンゴル発祥でロシアなどでも伝統的に飲まれる発酵飲料。

コンブチャは紅茶やウーロン茶をベースに、酢酸菌や酵母菌の菌株「スコービー(scoby)」と砂糖を加えて発酵させたもの。米国では数年前に美容や健康によいスーパードリンクとして注目され、現在、アメリカのスーパーマーケットなどでは様々な種類のコンブチャが店頭に並び、健康志向の高い人たちの間で日常的に飲まれる飲料となっています。

最近、日本でも”コンブチャ”として、再び注目が集まりはじめているのです。

そのワケは、美味しいだけではなく、便秘の解消や肌荒れの改善、ダイエット効果など、さまざまな効果を実感している人が多いからとみられています。コンブチャに含まれる成分は、ポリフェノール、酵素、乳酸菌、ミネラル、ビタミン、アミノ酸と、実に豊富な栄養成分が含まれているのです。

日本では、コンブチャはインターネット通販や自然食屋さんで手にいれることができますが、まだまだ目にする機会は少なく入手がむずかしい現状。菌株「スコービー」さえ手に入れてしまえば手作りして自分で培養した菌を増やしていけるので、長く続けたい人にとっては経済的にもオススメです!スコービーはインターネット通販で購入するか、個人で作っている人などに分けてもらうといいでしょう。

 

【材料】(約1リットル分)

・スコービー:1株

・紅茶かウーロン茶:約5g(ティーバックで2袋)

・砂糖やキビザトウ:70g

・お湯:700ml

 

【用意するもの】

・1リットル以上のガラスの容器

・ペーパータオルや布巾

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【作り方】

1./700mlのお湯を沸騰させ、その分の紅茶かウーロン茶を作る。

2./出来上がったお茶をガラス容器に移す。

3./冷めないうちに砂糖を加え、よくかき混ぜる。

4./お茶を人肌程度までに冷ます。

5./スコービーのツルツルした面を上に、ザラザラした面を下にした向きでビンに入れる。

6./スコービーの液(培養液)を加える(※ここで注意することは、培養液を混ぜないこと。表面を培養液の強酸性にすることで、雑菌などからコンブチャを守る役目を果たします)。

7./キッチンペーパーや布巾を被せ、ゴムや紐などでしばり、直射日光をさけて保存。

8./夏季は1〜2週間ほど、冬季は3〜4週間ほど保存し、発酵させたら、完成!

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この記事を書いた人

編集部
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