乳製品の代替飲料として飲まれるアーモンドミルク。アメリカでは数年前から爆発的に広まり、いまでは豆乳よりも人気が高いといいます。日本でも、昨年頃からスーパーマーケットなどで見かけるようになり、ブームの兆しを見せている注目の飲み物。
人気の秘密は、カロリーが牛乳の1/5以下、豆乳の1/4以下と、圧倒的に低いという点。そして乳糖やコレステロールが含まれず、栄養面でも優秀なうえ、アーモンドの自然な甘みと香ばしい味わいで飲みやすい点が評価されているからでしょう。豆乳はクセが強くて飲めないというひとでも、アーモンドミルクなら大丈夫という場合もあるようです。
アーモンドには豊富なビタミンEが含まれ、強い抗酸化力を誇り、老化防止に役立ちます。また、アーモンドに含まれるオレイン酸とリノール酸には、血中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあり、血液をさらさらにしてくれます。アーモンド自体がダイエットや美容によいため、お菓子代わりなどで取り入れている人もいるでしょうが、実は、アーモンドをそのまま食べるより栄養素の吸収が高まるというのです。
日本では、なかなか手に入りにくいアーモンドミルク。原料の生アーモンドと水をミキサーにかければ簡単に出来るので、面倒なことはありません。
●アーモンドミルクの作り方
【材料】
・生アーモンド:1カップ分
・水:250ml~300ml(お好みで調整)
・塩:お好みで少々
【作り方】
1./生アーモンドをボールに入れ、たっぷりの水に浸して一晩(8時間以上)から一日浸け置く。
2./ザルにあげて水を切り、さらに水洗いをする。
3./ミキサーにアーモンドと水を入れ、お好みで塩を入れ、なめらかになるまで撹拌させる。
4./チーズクロスや布巾を使って濾(こ)したら出来上がり。
5./保存は密閉容器などに入れ、冷蔵庫で3日ほどで飲みきろう。
※濾したアーモンドの残りは、シリアルに入れたり、クッキーなどのお菓子作りで使うといいでしょう。