新ショウガが出回る季節になりました。体を温め、殺菌作用のあることなどで最近改めて注目が高まっているショウガ。新ショウガの生産量全国2位を誇る和歌山県のJAわかやま(和歌山市)が、新ショウガを使ったアイスクリームを発売しました。ほのかな甘さとピリリとしたショウガの辛みを味わえるのが特長だそうです。
売り出されたのは、「生姜(しょうが)丸しぼりWakayamaジンジャエール・プレミアムアイス」(税抜き278円)。2010年に発売され、年間100万本を売り上げるヒット商品「生姜丸しぼりWakayamaジンジャエール」の姉妹商品として開発されました。
JAわかやまの担当者の話では、5年ほど前にアイスクリームの卸会社から「和歌山のショウガをアピールできるアイスクリームを売り出したら面白いのでは」と提案があり、世界初の抹茶ソフトクリーム「グリーンソフト」を開発した製茶会社の玉林園(和歌山市)と共同で商品開発を進めてきました。ショウガをどのようにして混ぜるか試行錯誤しましたが、乾燥させて粉末にした新ショウガを練りこむことで解決しました。
1個(104ml)あたり0.2gの新ショウガの粉末が入っています。試食会では、「食べた後、体が温もってきた」との感想もあったそうです。
JAわかやまの担当者は「なめらかな舌触りで、ショウガの辛みとさわやかさをひきたてるアイスクリームに仕上がりました」と、ジンジャエールに続くヒット商品を期待しています。
和歌山市内のJAわかやまの直売店などのほか、和歌山県のアンテナショップ「わかやま紀州館」(東京・有楽町)でも購入できます。問い合わせはJAわかやま購買部(0120-222-866)へ。
※「わかやま紀州館」ウェブサイト:http://www.kishukan.com/