長さが30cm以上とその大きさに「たまげる(びっくりする)」ことから、「たまげなす」と名づけられた山口県の「萩たまげなす」の出荷が始まりました。7月上旬まで、約3万本が食卓にのぼります。
昭和の初め、長門市の田屋地区で栽培された「田屋ナス」という品種で、重さが500g以上で品質の良いものが「萩たまげなす」として市場に出されます。現在、萩市と長門市の9生産者が栽培。主に県内向けに出荷され、一部は東京のアンテナショップなどでも販売されます。農林水産物の「やまぐちブランド」の第1号に登録されています。
大きい実ながら、柔らかくきめが細かい果肉で、甘味があるのが特徴。焼きナスにすると、そのおいしさをより堪能できるそうです。
JAあぶらんど萩の担当者は「夏の暑さで木が疲れる前に元気ななすを収穫しようと、今年は作付けを早めました。順調においしいなすが育っています」と話しています。
問い合わせはJAあぶらんど萩(0838-22-3535)へ。