5月7日は「粉の日」。読んで字のごとく、五(こ)七(な)で「こな」の語呂合せでできた日です。
日本では小麦粉がもっともメジャーな粉ですが、今日は中東やインドでの主要穀物である“ひよこ豆”を挽いて粉にした“ベサン粉(ひよこ豆粉)”をご紹介しましょう!
ベサン粉は、インドの家庭料理などでは日常的に使われている粉。パンや麺にしたり、揚げ物の衣に利用されています。
栄養面も優秀! “低カロリー高タンパク”なうえ、ビタミン類や葉酸も豊富に含まれているのです。近年では、グルテンフリー粉として、グルテンフリーダイエットを行う人やアレルギーの人にとって小麦粉に代わる注目の粉でもあります。そういった背景からか、日本でも、高級スーパーマーケットやオーガニックスーパーマーケット、食品専門店、通販などで手に入るようになってきました。
今回は、ベサン粉を使ったインド風天ぷら、“パコラ”のご紹介です!
パコラとは、インドやネパールで食べられる天ぷらやフリッターのような揚げ物料理。揚げ衣にはベサン粉が用いられ、ターメリックやクミン、コリアンダーシード、唐辛子などが入ったちょっぴりスパイシーなエスニック天ぷらです。具材は玉ねぎやじゃがいも、カリフラワーなどの野菜が最もポピュラーで、地域によっては鶏肉や魚、チーズなどのパコラもあるそうです。
ヘルシーな野菜のパコラを作ってみました!
●野菜のパコラの作り方
【材料】
〈衣の材料〉
ベサン粉:適量(1〜2カップ)
○クミンシード:少々
○ターメリック:少々
○コリアンダー:少々
○チリペッパー:少々
塩:少々
水:適量(パンケーキほどの柔らかさになるくらいの量)
※○は、好みによって量を調節する。カレー粉で代用してもよい。
〈具材〉
野菜(玉ねぎ、じゃがいも、ピーマン、パセリ、しめじ)
揚げ油:適量
【作り方】
1./ボウルにベサン粉とスパイス、塩を入れ、均等に混ぜる。
2./1に水をすこしずつ加えてかき混ぜる。パンケーキほどの柔らかさが目安。
3./食べやすい大きさに切った野菜を2の衣につける。
4./180℃に熱した油で3の野菜を揚げる。表面がきつね色になったらできあがり! 塩やケチャップなどをつけて食べよう。
ビールの肴にもピッタリだった!
スパイスの調合を加減して、自分好みのパコラに仕上げられるのも楽しみではないでしょうか。調合が面倒だという人は、最近はベサン粉とスパイスがブレンドされたミックス粉がスーパーなどでも売られるようになり、気軽に作れるようになっています。これからの暑い季節、ビールのつまみとしてもピッタリなパコラ。ぜひ、作ってみてはいかが?