かつてダイエットの敵だと思われていた「油」。そのカロリーの高さが指摘され、「痩せたいなら揚げ物は食べないこと」「“油抜き”はダイエットに必須の習慣」などと言われてきた。
ところが最近では油の力が見直され、油を味方につけてダイエットやアンチエイジングを試みる人も増えているのだ。栄養が豊富で質のいい油を選び、毎日の食生活にうまく取り入れるのが効果的だという。
なかでも人気を集めているのが「えごま油」だ。えごま油は、「血液がサラサラになる」「生活習慣病の予防になる」「脂肪をためにくくする」「くすみを予防する」など、身体にいいことづくめの効果が期待されている油でもある。
また、えごま油には、ポリフェノールの一種であるロズマリン酸が含まれ、脂肪を身体にためにくくする働きがあることから、ダイエット効果もあるといわれている。寝る前にスプーン1杯のえごま油を飲んで「痩せる身体づくり」を続けている人も多い。
そもそもえごま油は、シソ科の植物「えごま」からとれる油のこと。主成分の60%以上が「オメガ3」として知られるαリノレン酸の宝庫。オメガ3は、青魚やクルミにも豊富に含まれる質のいい油だ。私たちの体内ではつくることができないので、食べものからとることが望ましいとされているものでもある。
スーパーマーケットでも広く販売されるようになったえごま油だが、その効果を実感できるおすすめの食べ方はいたってシンプル。毎日、サラダを食べるときにスプーン1杯、かけるだけでOK。加熱せず、フレッシュなままで食べるのがコツ。開封したらなるべく早めに食べきるのもポイントだ。
えごま油は「ダイエット」と「若返り」という欲張りな願いを両方叶えてくれる、お得な油でもあるので、さっそく試してみよう。