ヨーグルトにかけるものといったら、フルーツソースやはちみつが定番です。しかし、最近、意外な組み合わせとして「ヨーグルトにかける醤油」が開発されました。
試行錯誤の連続で生まれた味
「ヨーグルトにかける醤油」は、醤油もヨーグルトも同じ発酵食品であることから相性が良いのでは?ということがヒントになりました。それならと、最初はただの醤油をかけて試しましたが、塩分が強く醤油のカドが立ち過ぎて失敗。そこで、果汁を加えればよいのではと、ブドウやリンゴなどの果汁を加えてみたところ、醤油のカドが取れてまろやかに。
試行錯誤を重ねてもっとも相性のよいリンゴ果汁を最適な濃度で加え、さらに白ワインを加えたところ、醤油の適度な塩味と果汁の甘さがかみ合い、ヨーグルトとの相性が抜群になりました。
食べた感じはみたらし団子?
ちょっとおっかなびっくりですが、ヨーグルトにかけると、通常の醤油より若干薄めで、粘度がありとろっとしています。実際に食べてみると醤油と言うより、みたらし団子のたれのようです。ヨーグルトの酸味がいいアクセントになっておいしさが増す感じで、さすが発酵食品×発酵食品、相性抜群です。
でもそれだけでなく、バニラアイスやわらび餅、ホットケーキ、パンなどにかけても美味しいと思います。
ヨーグルトにかける味噌もある!
「ヨーグルトにかける醤油」の生みの親、岩手県の湯田牛乳公社と佐々長醸造では、第2弾として「ヨーグルトにかける味噌」も開発しました。もともと、味噌汁の隠し味としてヨーグルトを加えると、ぐっと味が濃くなりおいしさが増すということから生まれたものです。
味噌は醤油ほど塩気を感じず、ヨーグルトにかけるとチーズケーキのようになる。湯田牛乳公社の高橋さん(開発担当)によれば、醤油は男性ファンが、味噌は女性ファンが多いとのこと。