海に囲まれている日本では、時季ごとにおいしい魚を食べることができます。
今なら遅めの秋サケと早めの寒ヒラメ。並べると、めでたい紅白の彩りですね。サケの赤い色素はアスタキサンチンという成分で、抗酸化作用があるとされています。白身魚のヒラメは高タンパク低脂肪。
色彩と栄養を活かしたくて、マリネに仕立てました。オリーブオイルは中性脂肪の蓄積を抑え、酢は血糖値上昇を緩やかにするといわれています。食卓が幸と健康をもたらしてくれますように。
サケとヒラメの紅白マリネの作り方
マリネ液を作る際、最初に全部を入れると砂糖が固まって溶けにくくなる場合があります。砂糖を溶かしてからオリーブオイルを入れましょう。オリーブオイルと酢の分量は、冷やしている間に味がなじみますので1対1がお勧めですが、種類やお好みで調節してください。
【材料】
・サケ:100g程度
・ヒラメ:100g程度
・オリーブオイル:大さじ2
・酢:大さじ2
・砂糖:小さじ1
・塩:小さじ1/4
・こしょう:少々
・イタリアンパセリ(普通のパセリでも可):(お好みで)適量
赤身のサケと白身のヒラメ
【作り方】
1. /サケとヒラメをそれぞれ薄切りにする(刺身用に切ってある場合、この工程は省く)。皿か器に盛りつけておく。
紅白の彩り
2./酢に、砂糖と塩を混ぜる。砂糖をしっかり溶かす。
3./2に、オリーブオイルを入れて混ぜ、最後にこしょうを加えて混ぜる。
マリネ液を作る
4./1の魚に3のマリネ液をかけまわして浸ける(冷蔵庫で30分ほど冷やす)。
5./食べる前に、お好みでイタリアンパセリ(パセリでもよい)を散らす。
旬の魚のおいしさを味わって
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵食品ソムリエの資格を取得。
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