暑い夏に食べたい野菜のひとつは、身体を冷やしてくれる作用がある緑豆もやし! 日本では、主にもやしの原料になっている緑豆ですが、台湾では、煮た緑豆の料理を夏の暑い日によく食べられているようです。身体を冷やす野菜を食べて、暑さを乗りきりたいものですね。
緑豆もやしは、白く太い茎でクセのない味わいです。根をしっかりと取り、水から茹でることでしゃきしゃきの食感になります。茹でた緑豆もやしをベースに、やはり身体を冷やす効果のある夏野菜の代表きゅうりと黄色ズッキーニで彩を添えて、酸味の効いたもやしの涼拌三絲(リャンバンサンスー)にしてみましょう。サラダ感覚で暑い夏の食がすすむ一品です。
【材料】
・緑豆もやし:1袋
・きゅうり:50g
・黄色ズッキーニ:50g
・ロースハム:50g
・醤油麹:大さじ2
・酢:大さじ2
・胡麻油:大さじ1
・甜菜糖:小さじ2
主役は、緑豆もやし!
【作り方】
1./もやしは、洗って根をしっかりと取る。鍋にもやしを入れ、かぶるくらいの水を入れて火にかける。ふつふつとしてきて、沸騰したら直ぐに全体をかき混ぜて、火をとめてザルにとる。お湯を切ったらできるだけ広げて冷ます。
もやしのひげはしっかり取る
広げて冷ます
2./きゅうり、黄色ズッキーニは、斜めに切り細く千切りにする。ハムも細く千切りにする。それぞれ少しずつ盛り付けの時に上に散らすように取り分けておく。
三色で彩よく
3./ボウルに1でゆでて冷ましたもやしを入れ、2で千切りにしたきゅうりと黄色ズッキーニとハムを入れて全体を混ぜる。
3色ともやしをバランスよく
4./醤油麹、酢、砂糖、胡麻油を混ぜて、和え衣を作る。
醤油麹とお酢がよく合う
5.食べる直前に3を「和え衣」で和えて器に盛り、2.で取り分けておいたキュウリなどを上に散らして、できあがり!
酸味が美味しい涼拌三絲!
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。