ほくほくアツアツ・ゆり根のグラタン

カテゴリー:発酵食品全般 投稿日:2022.02.27

秋から冬にかけて旬のゆり根は、ユリ科の球根。栽培期間は長く、畑に植え付けるまで3年、畑に植え付けてから3年と出荷されるまで6年もかかるようです。長い時間をかけて育ったゆり根は、食物繊維も豊富で栄養価が高く、とても貴重な野菜のひとつですね。

味は優しい甘さで、食感は、火を通す時間でシャキシャキからほくほくになり、最後は柔らかくねっとりとした食感に変わります。

ほくほくとしたゆり根の食感を、酒粕を入れたクリームソースでまとめてアツアツのグラタンにしてみました。寒い日には、ゆり根の甘みが美味しいひとしなです。

 

【材料】

・ゆり根:大2個

・玉ねぎ:中1個

・長ねぎ:1本

・ホタテ:300g

・生クリーム:200ml

・牛乳:150ml

・酒粕:50g

・ナチュラルチーズ:150g

・米粉:大さじ2

・タイム:少々

・塩:少々

・胡椒:少々

ゆり根が主役!

 

【作り方】

1./ゆり根は、鱗茎(りんけい)の球根なので外側から一枚ずつていねいにはがす。根がついている部分は、根を切り落としながらはがす。はがした後、水でながしきれいに洗い、変色している部分は、けずり落とす。

白くきれいなゆり根

 

2./1.ではがしたゆり根を塩少々入れた熱湯で軽く(1~2分ほど)茹でる。ざるにあげて水けをきっておく。玉ねぎはみじん切り、長ネギは5mm幅の小口切り、ホタテは一口大に切り米粉大さじ2を、全体にまぶすようにつけておく。

少し透明感がでるぐらいの茹で方

 

3./酒粕は、牛乳50mlと混ぜてペースト状にする。酒粕は、常温にしておき、牛乳は、軽くあたためておくと混ぜやすい。

ペースト状になった酒粕

 

4./フライパンにオリーブオイル(分量外・大さじ2ほど)を入れ、先に玉ねぎを炒め、次に長ネギを追加してさらによく炒める。玉ねぎと長ネギを炒めたらホタテと牛乳100mlを入れ、ふつふつとしてきたら3.でペーストにした酒粕を入れてよく混ぜる。最後に2.で茹でたゆり根を入れ、全体にとろみが出たら生クリームを回し入れ、全体を混ぜる。味をみて、塩と胡椒で整える。

ゆり根は、最後に入れる

 

5./4.でできたものを、器に移し、上にナチュラルチーズをのせ、タイムを散らす。230℃に予熱したオーブンで焼き目がつくまで焼く。時間は、使用するオーブンによって違いがありますが、10~15分ぐらいが目安です。焼きたてのアツアツの中に、ほくほくのゆり根が美味しいグラタンのできあがり!

アツアツを召し上がれ!

 

坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。

 

 

『発酵手帳2022』大好評発売中!

使いやすい 1日1ページ手帳。365日その季節に合った発酵食品のレシピ、小泉先生のコラム、いまさら聞けない発酵の疑問などの『小泉武夫食マガジン』にQRコードでつながる日本初の手帳。付録に発酵食品をいつ作ったらよいか一目でわかる「発酵カレンダー」、発酵食品を作った際の日時、温度、分量などを記録できる「発酵手仕事メモ」、人気の発酵食品「チーズの種類と特徴」、「世界のパンの種類と特徴」、「日本酒の分類」などが充実。発酵食品ファン必携の『発酵手帳2022』が4年目を迎え、さらにパワーアップしました。日々の発酵生活にぜひお役立てください。Amazonで大好評発売中です!

 

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい