今回のレシピは、「肉じゃが私流」です。
−−豚肉を一枚口に放り込む。かむとまず、脂身のところがピロン、といった感触で、コリコリ感を伝えながら崩れていって、今度はその崩れ身の中から濃くて快いうま汁と甘い汁とが出てきて、それが脂身から溶け出していったコクみと一体となり、頭が真っ白になるほどの味であった。(『食に幸あり』小泉武夫、日本経済新聞社より)
【材料】
・豚肉の三枚肉:200g
・じゃがいも:中2個
・醤油:大さじ3
・酒:大さじ2
・みりん:大さじ1
・砂糖:大さじ1
・油:大さじ1
【作り方】
①/じゃがいもを2つ切りにする。
②/豚肉の三枚肉を大きめに切る。
③/鍋に油を引き、肉を焦がさないように炒め、水を具がちょうどかぶる程度まで入れる。
④/水が沸騰してきたらあくを取り、じゃがいもを入れてさらに15分ほど煮込む。
⑤/じゃがいもに火が通ったら、酒、みりん、砂糖、醤油を加え、さらに中火で約30分煮込んだら、完成。
※「食魔亭」とは小泉家の厨房のこと。「食魔亭レシピ」では小泉先生が自ら作る食のレシピを料理研究家のマチルダこと町山千保さんが再現します(隔週金曜日更新)。