昨年12月に新潮社から発売された小説。『骨まで愛して 粗屋五郎の築地物語』(税込1,404円)が評判を呼んでいます。発売後すぐに毎日新聞でとり上げられ、1月26日には朝日新聞でも大きく紹介されました。
小泉センセイ7冊目の小説
舞台は日本唯一の粗料理専門店。鰤大根、烏賊の腸煮(わたに)、鱶鰭(ふかひれ)の姿煮…など、登場する名物料理の数々は、訪れる人々の舌を“残すとこなく”口福で満たしていく。粗の魅力に取りつかれた小泉センセイが渾身の愛を込めて綴る、涙腺ならぬ「唾液腺崩壊」の人情小説です。
これまであまりかえりみられることのなかった粗にスポットを当て、食の奥深さと食の魅力を伝えています。
小泉先生の著作は、小説として7冊目にあたる本作をはじめ、単著140冊を超え、執筆意欲はますます旺盛です。これも粗料理や発酵食品パワーの恩恵なのでしょう。
【主な内容】
第一章/捌き屋五郎
第二章/粗屋開店
第三章/祭りだワッショイ!
第四章/粗神様
第五章/オッペケペッペケペー節
第六章/身を捨ててこそ浮かぶ粗もあり
出版社:新潮社
価格:1,404円(税込)