おもてなしに!! 粕ごと食べられる「貝柱の粕漬け」

カテゴリー:レシピ, 漬物 投稿日:2016.12.09

せっかくの酒粕、食べない手はない!なにかと来客が増えるこの季節。粋なおもてなし料理の一品として、今回は貝柱の粕漬けを2種類ご紹介します。

貝柱の粕漬けというと、酒粕に漬け込んである貝柱を取り出し、酒粕を軽く拭き取ってから食べるものが一般的です。しかし、せっかく酒粕が持つ発酵パワーを捨ててしまうのはもったいないと思いませんか?

そこで今回は酒粕自体を甘辛くアレンジをして、粕ごと美味しくいただけるレシピを考案しました! 「生貝柱の粕漬け」と「焼き貝柱の粕漬け」の2種類!どちらもご飯のおかずにもお酒のお供にもできるように、しっかりめのお味のレシピです。是非お試しください。

 

粕ごと食べられる「貝柱の粕漬け」の作り方(2種類)

【材料】

・酒粕:100g

・白味噌:20g

・みりん:大さじ2

・ほたて貝柱:100g

※ほたて貝柱には軽く塩(分量外)を振って、水分を拭き取っておきましょう

・バター:5g(混ぜやすいように室温に戻しておきましょう)

 

【作り方】

1./ベースとなる粕をまとめて作ります。ボウルに酒粕、白味噌、みりんを入れ、よく混ぜ合わせます。酒粕が固いようなら、電子レンジで少し温めると混ざりやすくなります(電子レンジ600ワットで10~20秒程度)。

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なめらかに混ざったら、ベースは完成

 

2./塩を振っておいた貝柱を半分に分け、片方は5ミリ角程度の大きさに切ります。

 

3./もう片方は、フライパンや焼き網で表面に軽く焦げ目をつけます。このとき、中に生の部分が残っても美味しいですし、中まできっちり火を通しても生とは全く違う食感が楽しめます。どの程度火を通すかはお好みでどうぞ。焼き目がついたら、食感を楽しむために、生の貝柱よりも少し大ぶりに切ります。

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(左)生の貝柱を5ミリ角で

(右)焼き貝柱を少し大ぶりに

 

4./1で合わせておいた酒粕のベースを、2等分します。片方には室温に戻しておいたバター5gを加えて混ぜ合わせます。

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5./バターなしの方の酒粕に、生の貝柱を。バターを入れた方の酒粕に、焼いた貝柱を入れて混ぜ合わせます。それぞれ包み、冷蔵庫で寝かせます。

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6./2~3日寝かせたものを冷蔵庫から取り出し、器によそえば完成です!

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生貝柱は小さめに切ったので、粕と一緒にどこを取っても貝柱が楽しめます。焼き貝柱は大ぶりに切ったので、しっかりとした歯ごたえが楽しめてとても美味しいですよ。

(料理監修:深尾由起子)

 

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この記事を書いた人

編集部
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