四万十川でナマズ!! 「道の駅」でフライ売り出す

カテゴリー:ニュース
投稿日:2016.06.20

日本を代表する清流の1つ、高知県の四万十川で近年、ナマズが獲れることが多くなっているそうです。ウナギ漁の延(はえ)縄に代わりにナマズがかかることが増えており、地元では切り身にしたナマズのフライも売り出されました。全国的に知られるアユやウナギと並ぶ、四万十川の新たな名物になるのでしょうか。

4月からナマズのフライ(1本税込み200円)を売り出したのは、四万十川の中流、高知県四万十市の道の駅「よって西土佐」にある四万十川西部漁協の直営店「鮎(あゆ)市場」です。淡白ながら白身のうまみが味わえるというフライは名物の「天然アユの塩焼き」と並ぶほどの人気で、午前中で売り切れることも多いそうです。

 

「鮎市場」の平野三智さん(44)の話では、ここ数年、天然ウナギの漁獲が減るとともに、ナマズが延縄にかかることが増えたそうです。山間部から流れ出た土砂が川底にたまってしまい、ナマズが繁殖しやすい環境となったのが原因ではないか、と平野さんは説明します。獲れたナマズのうち、大型のものは地元の料理店やホテル、民宿などに出荷され、ウナギと同じ「蒲焼」や薄く切った刺身を冷水で締める「洗い」にして食べられているそうです。

それでも、全国的に知られるアユやウナギ、テナガエビに比べると「格下」の存在で、進んで食べられることはなかったといいます。そんなナマズですが、「上品で淡泊な味わいの白身。四万十川のエビやアユを食べて育ったのだから、まずいはずがありません」と平野さん。気軽に食べてもらうことはできないかと商品化に取り組みました。

namazu_2

四万十川

 

清流育ちのナマズはほとんど泥臭さを感じさせないそうですが、捕獲後に数日間いけすに入れて完全に泥を出させた後に処理し、素材の良さをそのまま楽しめるように、切り身に塩とコショウで軽く味をつけてパン粉にまぶして揚げるフライにしました。ソースなどはつけずに、そのままで白身の淡白な味を楽しめるといいます。道の駅を訪れる観光客だけでなく、地元の人々も買いに来るという人気だそうです。

ただ、毎日店頭に出すほどの数は獲れないため、販売は月に数回ほど。平野さんは「もうちょっと出せるといいのですが、なかなか悩ましいところです」と話しています。

問い合わせは「鮎市場」(0880-52-1148)へ。

 

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この記事を書いた人

編集部
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