「そぼろ納豆」は、農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた茨城県の郷土料理です。納豆と切干し大根をあわせたもので、納豆のネバネバと切干し大根のシャキシャキとした食感がたまりません。納豆の本場、水戸の伝統料理を作ってみませんか。
「そぼろ納豆」の作り方
材料は切干し大根と納豆、調味料のみです。簡単ですが、ご飯にはもちろん、お茶漬けの具や日本酒のアテにも絶品です。作り置きもできます。
【材料】
・納豆:150g(3パック)
・切干し大根:30g(乾燥した状態)
・醤油:大さじ2
・酒:大さじ2
・ごま油:少々
【作り方】
1./切干し大根を15分~20分程度水に浸し、しっかり絞って水を切る。あまり戻し過ぎるとシャキシャキ感がなくなるので要注意。
2./切干し大根を1cmぐらいにザクザクと切る。
3./フライパンにごま油を引き、2を中火で水気が抜けるまで炒める。
4./3に醤油と酒を入れ、焦げないように炒める。水分がなくなったら皿などにあけ、よく冷やす。
5./納豆をボウルなどでよく混ぜ、4を加えてさらに混ぜて出来上がり。
味を見て、薄ければ醤油を加え味を整える。
切干し大根はエライ!
切干し大根は、干すことで紫外線や酵素によって縮合反応が起きることにより、生の大根より栄養素が格段に増した健康食品です。
切干し大根に含まれている主な栄養素としては、カルシウム(生の大根の約23倍)、カリウム(生の大根の約14倍)、鉄分(生の大根の約49倍)、このほかにビタミンB1、B2も多く含まれており、肝臓や胃腸の回復、食欲増進作用、冷え性の予防などに効果があると言われています。また、食物繊維(生の大根の約16倍)は不溶性なので、水に溶けにくく腸で水分を吸収して膨張することで、便意がおきやすく便秘の解消が期待できます。
値段も手ごろで入手が簡単な切干し大根を、どんどん活用しましょう。
ネバシャキ感がたまらない!
(文責・編集部)
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