もち米と米麹、本格焼酎で作られる本みりんは、甘みとこくが生み出す旨さが特長。古くは蜜林、蜜淋とも表記され、江戸時代にはみりんのしぼり粕を「こぼれ梅」と呼び、お菓子として食べていたといいます。
こうした伝統的な製法によって作られる「本みりん」と、いわゆる「みりん(みりん風調味料)」とは分けて考えてください。
本みりんの甘みの秘密は、発酵ではなく、麹の酵素の働きで糖化させてできたブドウ糖やオリゴ糖など。この甘みやコクが、旬の果物や野菜との相性がいいって知っていましたか? 食べやすく切った材料を本みりんでコトコト煮るだけで、素材本来の味と自然な甘みが調和した、とっても贅沢なコンポートに仕上がります!このレシピは本みりんを使うところがポイントです。
●洋梨の本みりんコンポート
【材料】
洋梨:1個
本みりん:適宜
【作り方】
1./洋梨は皮を剥いて芯を取り、適当な大きさに切る。
2./鍋に1を入れ、ひたひたの本みりんで煮る。
3./梨が透き通ってきたら火を止め、冷まして味をなじませる。
●葡萄の本みりんコンポート
【材料】
葡萄:100g程度
本みりん:適宜
【作り方】
1./葡萄は皮を剥いて種を取る。
2./「洋梨の本みりんコンポート」作り方の2、3と同様。
●トマトの本みりんコンポート
【材料】
トマト:100g程度
本みりん:適宜
【作り方】
1./トマトはへたを取る。
2./「洋梨の本みりんコンポート」作り方の2、3と同様。