5月15日はヨーグルトの日です。ヨーグルトを「不老長寿の妙薬」として世界に発表した免疫学者、E・メチニコフ(1845〜1916)生誕日を「ヨーグルトの日」として、(株)明治が制定しました。健康や美容によく発酵食品の女王ともいうべきヨーグルト、あなたはどれぐらい食べていますか? ヨーグルト達人たちは、「そのまま」「水切り」に加え、「焼きヨーグルト」を楽しんでいるといいます。これがヨーグルトの3段活用!ふだんの料理からデザートやおつまみまで、使えるシーンがグッと広がります。
1.そのまま
フルーツやジャム、はちみつなどとともに食べるのが定番ですが、料理の下味やソースに使えば、おいしくヘルシーに!
【ヨーグルトドレッシング】
ヨーグルトをベースに塩、こしょう、ハーブ、レモン汁などで味を整える。仕上げにオリーブオイル少々を振ると、リッチな味わいに。
【味噌ヨーグルト床】
漬物や肉、魚を漬け込む床として。(詳しくは「2大発酵食品の合体パワーが凄い!味噌ヨーグルト床漬物登場!」を参照)
【ヨーグルトディップ】
ヨーグルトをベースに、味噌やペースト状にしたアボカドなどを加え、塩で味を整えれば、ヘルシーな「味噌ディップ」「アボカドディップ」に。スティック野菜やパンにつけて。
2.水切りヨーグルト
キッチンペーパーを敷いたザルで1晩水切りしたヨーグルト(詳しくは「水切りヨーグルト&ホエー活用法」を参照)。なめらかな口当たりに濃厚な味わいが特長です。
【マヨネーズ代わり・ソース】
ポテトサラダやコールスローにマヨネーズ代わりに使う。カレー粉を混ぜてカレーヨーグルトソースとして。
【スイーツに】
ほのかな酸味がホットケーキと好相性。ティラミスのマスカルポーネチーズの代わりやレーズンバターサンドクッキーのバタークリームの代わりに使うのもよい。
3.焼きヨーグルト
「水切りヨーグルト」をオーブンで焼いたもの。ギュッと凝縮されたコクとほのかな酸味がたまりません!焼き加減によりクリームチーズからモッツァレラチーズのような食感になるので、パンやクラッカーに塗ったり、スライスして使えます。
【材料】
プレーンヨーグルト1パック(400g程度)
【作り方】
1./ボウルにザルを重ね、キッチンぺーパーを敷いておく。
2./1にヨーグルトを入れ、ラップをして1晩冷蔵庫で水切りをする。
3./2の「水切りヨーグルト」を耐熱容器に入れ、170℃のオーブンで20〜40分程度焼く。
※水切りの具合や好みの焼き加減によって焼き時間は調節する。
【チーズ料理に】
濃厚な味わいながら後味がさっぱりしたチーズとして。サンドイッチやピザの具材など、チーズを使う料理においしく使えます。
【簡単おつまみ】
岩塩とオリーブオイルを振れば、簡単おつまみの出来上がり。スライストマト、バジルと重ねてカプレーゼにしてもよい。
【手巻き寿司】
すし飯との相性も抜群なので、かいわれ大根やおかかと合わせて手巻き寿司や手まり寿司の具材に。
焼いても大丈夫!?
「ヨーグルトは、加熱したり胃酸にさらされても大丈夫なの?」と思われるでしょう。確かに、乳酸菌は熱や強酸性の胃酸に弱い性質をもっています。しかし、死んでしまった乳酸菌は腸内に届いたあとにいわゆる善玉菌のエサになり、腸内環境を整えることに役立つとされています。