
牛肉とじゃがいも二つの主役級食材をバターで仕上げた洋風肉じゃがです。通常の肉じゃがで用いられる和の出汁は使いません。調味料と水だけでシンプルに味を調えることで、素材そのものの旨みと甘みを引き出しています。仕上げに加えるバターが全体をまとめ、コクとまろやかさを添え、ごはんにもあう一品に。
洋風の味わい 牛そぼろの肉じゃがの作り方
【材料】
・牛ひき肉:300g
・じゃがいも:300g
・にんにく:少々
・日本酒(煮汁用):60ml
・水:60ml
・醤油:大さじ2
・日本酒(調味用):大さじ2
・みりん:大さじ1
・はちみつ:小さじ1
・バター:15g
・片栗粉:小さじ1
・油:適量
【作り方】
1./じゃがいもを洗い、皮をむき、2~3cmの大きさに切る。
2./鍋に油を入れ、じゃがいもを炒める。
じゃがいも全体に油をよくからめる
3./じゃがいもに油がなじんだら、日本酒(煮汁用)と水を合わせたものを注ぎ、強火で一度沸いたら、火を弱火と中火の間にする。
混ぜながら、加熱むらがないように
4./じゃがいもに細串が刺さるようになったら、牛ひき肉を入れる。
たっぷりと牛肉を入れ旨みをアップ
5./牛ひき肉に火が入ったら、醤油、日本酒(調味用)、みりん、はちみつを入れ、混ぜる。
6./じゃがいもが淡いきつね色になってきたら、すりおろしたにんにく、バターを入れ、全体になじませる。
7./片栗粉を水で溶き、むらなくとろみをつけたら、出来上がり。
あまじょっぱい風味が食欲をそそる
牛そぼろ肉じゃがは、通常の鍋で作るのはもちろん、浅めの鍋で作りそのまま食卓へ運び、鍋ごとテーブルに置いてアツアツを取り分けながら楽しむのもおすすめです。旨みのある牛そぼろと、味を含んだじゃがいもはごはんとの相性抜群。丼仕立てにすれば、また違った味わいを楽しめます。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://kokookuda.com/)